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安倍晋三 の脳内は「たぶんこうだろう劇場」


 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・滋さんが、老衰の為87歳で亡くなった(横田滋さん死去 87歳、拉致被害者めぐみさん父:東京新聞 TOKYO Web)。北朝鮮による日本人の拉致問題は、2002年に5名の拉致被害者らの帰国が実現して以降、全く進展がない。勿論他の政権下でもそれは同様だが、7年以上も政権の座にある安倍内閣は、長期政権にもかかわらず全く進展がない、という意味でその責任は相対的にかなり重い。

  横田 滋さんの死去に伴って安倍はぶら下がり会見に応じた。なぜぶら下がり会見しかしないのかも大いに疑問だったが、その内容自体も全く酷く、情緒とイメージだけを追求した中身のないものでしかなかった。
 その酷さは、産経記者に、
安倍総理だからこそ、拉致被害者の方々も解決できると信じていると思う。限定条件を付けずに金正恩と向き合うと言ってから1年が経過したが、今の交渉状況はどのようになっているのか。
と問われ、
25年以上、滋さん始め、家族会の皆さんと、何とか拉致被害者の方々が帰国できるように、まだ世の中が十分に認識をしていなかった時代から、滋さん、本当に暑い日も寒い日も署名活動に頑張っておられました。その姿をずっと拝見してきただけに、痛恨の極みであります。
 様々な困難があるわけでありますが、何としても、被害者の方々が実現する、そのために政府として、日本国として、様々な動き、見逃すことなく、チャンスを捕らえて果断に行動して、実現していきたいと思っています。
と述べていることからもよく分かる。「現在の交渉状況は?」と問われているのに、その質問には一切答えていない。これは質問の意味を理解出来ない、若しくは分かった上で無視した、のどちらかでしかなく、どちらにせよ総理大臣としての資質、というか国会議員、政治家としての資質に全く欠けているということの表れだ。

 産経記者が「拉致被害者の方々も、安倍総理だからこそ解決できると信じている」 と、勝手に拉致被害者やその家族らの内心を代弁し、安倍へのごますりをしているのもどうしようもないが、首相官邸が、記者の質問部分を文字起こしから省いて当該会見のページに掲載しているのもどうしようもない。
 その様子のビデオも掲載はしており、そちらでは記者の質問も確認できるが、できるだけ安倍が質問に応えていないことを隠したいという思惑が滲み出ている

令和2年6月5日 横田滋氏の逝去についての会見 | 令和2年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ


 自分は当初これをNHKのツイートで見たのだが、それ以来イライラが収まらない。無能という言葉は嫌いだが、でもそれ以外に言葉が見当たらない。もううんざりだ。7年以上も何もしないんだから責任とれ。辞職しかない。


 安倍の顔を見るのもウンザリだが、うんざりして目を背ければ、それは安倍の思う壺だ。この会見をしていた時の安倍の頭の中は「たぶんこうだったんだろう」を映像化してみた。


あくまでこれは推測ではある。だが果たして現実離れした推測だろうか。このような男に国を任せていたら国が沈むのは当然である。

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