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被害妄想と虚言の酷い、覚醒剤中毒のような大統領

 現職大統領の被害妄想と虚言が酷い。まるで覚醒剤等の常用者かのようだ。トランプは昨日のホワイトハウスでの会見の中で「合法的な票を数えれば、私は楽勝だ。違法な票を数えれば、彼らは選挙を盗むことができる」などと発言。しかしこの話は根拠不明だとして、米各局は軒並み中継中に「事実でない情報が含まれている」という注釈を表示、米国の三大ネットワーク局NBC、ABC、CBSは放送を途中で中止したそうだ。

 ワシントンポストによると、親トランプ傾向の強いFOXニュースのニュースキャスターでさえも、「大統領の主張が事実ならば、その証拠を示す必要がある」という趣旨のコメントをしたそうである。

 昨日の昼頃、次の画像のように「最大規模の不正投票組織」というワードが、ツイッターの日本のトレンドとして表示されていた。

 これをクリックすると、バイデン氏が「最大規模の不正投票組織を作った」と発言した、というフェイクニュースを拡散するツイートがずらっと並んでいた。しかしこの時点で既に、これはフェイクニュースであるという検証がなされていた。

ツイッタージャパンは、なぜそんなフェイクニュースを拡散するツイートがずらっと並ぶようなワードを日本のトレンドに表示したのか。ハッキリ言って運営者として全く機能していない。これはフェイクニュースの拡散に加担したと言っても過言ではない状況で、ツイッタージャパンは粗悪なまとめサイトと同レベルと言わざるを得ない。

 ツイッターの本体はトランプの根拠不明な妄言ツイートに対して、

このツイートで共有されているコンテンツの一部またはすべてに異議が唱えられており、選挙や他の市民行事への参加方法について誤解を招いている可能性があります。

という警告を表示しているのに、日本語への対応とのこの落差は一体どういうことなのだろうか。
 この警告の原文は「Some or all of the content shared in this Tweet is disputed and might be misleading about an election or other civic process.」で日本語訳がおかしいということはないのだが、実際は misleading / 誤解を招く という表現は生ぬるい。何故ならこれは誤解を招く言説ではなく、トランプによる意図的な虚偽情報の流布だからだ。


 以前の投稿でも書いたことのある、長谷川豊の「透析患者を殺せ」発言などを擁護する維新信奉者で、所謂ネトウヨと化してしまった同級生だった生徒会長が、大阪住民投票否決にどんな反応を示したのかが気になって久しぶりに彼のSNSを覗いてみたところ、米大統領選に関しても案の定トランプ支持だった。彼は「バイデンもトランプもクソだが、トランプはクソであることを隠さないのがいい」なんて言っていた。何があったらそんな思考回路に陥ってしまうのだろう
 彼には2人の子どもがいるようだが、その子どもたちが不憫でならない。


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