AFPが4/17に掲載した記事「愛猫のためにも、あなたのためにも... 屋内飼育を推奨 研究報告」が、どういう訳かこのタイミングでタイムラインに流れてきた。
猫は屋内で飼うべきか、屋外で飼うべきか──愛猫家たちが長らく繰り広げてきた論争が今、終わりを迎えそうだ。猫は室内で飼育する方がはるかに良いとする研究結果が報告された。https://t.co/bpBkWEcn31— AFPBB News (@afpbbcom) June 20, 2019
このAFPのアカウントの当該記事紹介ツイートは6/20付なので、「どういう訳か」ではなく、AFPがこのタイミングで記事の拡散を行った、というのが正確かもしれない。記事の内容は、
猫は外に出すと室内で飼育する場合の3倍も病気に感染する確率が上がるので、猫は屋外に出ないようにして室内で飼育する方が良いとする研究結果が報告されたという内容である。 AFPではこの記事の見出しに「屋内飼育は猫のため」というニュアンスの見出しを掲げ、記事冒頭で「猫は屋内で飼うべきか、屋外で飼うべきか──愛猫家たちが長らく繰り広げてきた論争が今、終わりを迎えそうだ」と、「猫は室内で飼育すべき」だということが、あたかも絶対的な事実として立証されたかのような論調で表現している。
自分はこれに強い違和感を覚え、以下の2つのツイートをスレッド化してリプライした。
「部屋に囚われて長生きする方が幸せ」って猫が言ったのか?これが猫の為なら、人間の子供も一切外に出さずに無菌室で一生育てた方が病気にならずに幸せってことになりそうだけど、そういうこと?— Tulsa Birbhum (@74120_731241) June 21, 2019
愛猫のためにも、あなたのためにも... 屋内飼育を推奨 研究報告 https://t.co/6VVtOqhvMn @afpbbcom
それってもうマトリックスの世界じゃん。機械にエネルギー源として培養されつつも、夢の世界で生きるのが幸せなのか、厳しい現実でも、自分の身体を使って自由に生きるのが幸せなのか、みたいな。— Tulsa Birbhum (@74120_731241) June 21, 2019
愛猫のためにも、あなたのためにも... 屋内飼育を推奨 研究報告 https://t.co/6VVtOqhvMn @afpbbcom
もし自分が、
外出すると病原体に感染するリスクが3倍になる。だからお前は一生病室で生活してもらう。外出は許さない。なんてことを強いられたら絶対に納得できない。「部屋から出さないのはお前のため」なんて全然理解できない。だから感染リスクが避けられるとしても、それは決して「猫のため」ではなく、あくまで管理・飼育する「人間の管理・飼育のしやすさのため」としか思えない。
部屋から出さないのが「愛猫のため」だなんて、白人が黒人を強制的に欧米に連行しておいて、白人至上主義者が「黒人は劣等だから白人に支配されるべき」と言っていることや、過去の日本で優生保護法の下、障害者のため・社会全体のためという名目で、強制不妊手術が行われたことなどを強く連想させるため、全然納得できなかった。また、パワハラ・DVの加害者が被害者に対して、「お前の為に言ってやってるんだぞ!・してやってるんだ!」と言って、行為を無理やり正当化する傾向にあるのとも似ているように思え、人間の傲慢さがそこに滲み出ているようにしか思えなかった。
この自分のツイートには、複数の反論・批判・非難を示すリプライ/コメント付きリツイートがあった。というか今もまだ続いている。「@74120_731241 猫のため」でツイート検索するとヒットする、私のツイート/リプライが含まれるスレッドを見れば、その一部を見る事ができる。中には単に嘲笑したいだけ、罵詈雑言を浴びせてストレス発散したいだけとしか思えないツイートもある。何より残念なのは、罵詈雑言・嘲笑したいだけとしか思えない主張をしている人が、軒並みプロフィールやアイコン等で「私は愛猫家・動物愛護を重視する」とアピールしていることだ。彼らだけを見て「愛猫家・動物愛護家はそんな人達」と思うのは偏見だろうが、彼らの罵詈雑言や嘲笑に「いいね」したりリツイートする者の多くも、プロフィールやアイコン等で「私は愛猫家・動物愛護を重視する者」とアピールしている場合が少なくなく、今後は「猫が好き」という人に一線を引いてしまいそうである。
彼らの主張は概ね「猫は室内で飼育すべき」という認識が根底にあるようで、恐らく彼らは「室内飼育支持派」で、中には、一切猫を外に出さないのがよい、それこそが猫の幸せと信じて疑わない「完全室内飼育支持派」も多いようだ。このAFPの記事や、他の学説、室内飼育を推進している自治体があることなどを根拠に
「猫は室内で飼育したほうがいい」というのは絶対的な事実かのような事を言う者もいたが、それは絶対的な事実ではなく単に一つの見解に過ぎない。何故なら、「感染リスクを避けることが何よりも優先されるべき」という、話の前提が絶対的な事実ではなく、あくまで猫を飼う人間の視点で考えた場合に「感染のリスクを避けることを優先したほうがいい」というだけのことであって、全ての猫が「感染リスクを避ける為に部屋から出さないことを優先させて欲しい」と思っているのかどうかなど分からないからだ。
もう今や行政もこういう方針なんで、そろそろあなたも方向転換したほうが良いですよ。https://t.co/2kZig8iHKI— あお (@lukeandcaro) June 24, 2019
と、「兎に角お上に従え」的なことを言ってくる者もいた。「行政がこう言っているから考え直せ」と言えば、こちらが「はい、そうします」と言うとでも思っていたのだろうか。
行政が示した方針がすべて正しいとは限らない。例えば、日本には「優生保護法」という悪法が1996年まで約50年間も存在していて、強制不妊手術まで行われていたが、「行政の方針に異を唱えず従うのが」が常に正しいなら、「行政の方針だから強制不妊手術に反対すべきでない」ということになってしまう。彼はそんな風に考えるタイプの人なのだろうか。もしそうだとしたら、障害者差別を厭わない人ということにもなりかねない。彼はその後「私自身が猫や犬を飼い世話をし、野生動物の調査をし自然と関わってきた」とも言っている。彼は、行政が犬猫や野生動物の取り扱いに関して、自分の考えと違う方針を示していたとして、「行政がこう言っているから考え直せ」と言われたら「そうですね」と反論もせずに思い直すのだろうか。私の主張に反論するなら「行政が言っているから考え直せ」ではなく、「自分はこう思うからあなたの考えには賛同出来ない」と主張すべきだろう。
感染リスクの他に交通事故に遭うリスクを引き合いに出し、だから猫は室内で飼育すべきで、猫を室内で飼育するのは「猫のため」だ、と言う者も複数いたが、交通事故に遭遇するリスクは野生のシカや狸・キツネ・その他の動物にだってある。交通事故に遭うリスクがあるから室内から出さないのが「猫のため」ならば、近くに道路がある地域の野生動物は、全て捕らえて人間の管理下で檻に入れて一生を終えることが、その「動物のため」ということになりそうだ。しかしそんな話がおかしいのは誰でも分かることだろう。
次は大概「愛玩動物や家畜と野生動物は別モノ」という反論が返ってくる。象徴的だったのは、
というツイートだった。彼はこのツイート以前に人間本位の価値観で話すのは、猫に人権など存在しないし所詮は「所有物」に過ぎない為です。冷たい言い方ですが。愛してやまない所有物なら壊されないように大切に管理するのは当然ではと言っているのです。管理される側にとってそれが至高かなんて分かりませんがね。— グレイブキーパー (@gagieru_keeper) 2019年6月22日
ともツイートしており、この2つから判断すると、彼は「猫は所有物として扱われ、部屋に閉じ込めて人間の支配下で管理飼育されることこそ猫の本望、それをしてやるのが本当に猫を愛すること」と言っているようにしか思えなかった。自覚はなさそうだが人間のエゴが強く滲み出ている。その無自覚のエゴこそが、彼らが「室内飼育は猫のため」という人間本位の主張に疑問を感じない大きな理由の一つだろう。そうですね、人間目線で猫にとって何が幸せかと論じても答えは猫自身にしか分からないので確かにナンセンスですね。失礼しました。— グレイブキーパー (@gagieru_keeper) 2019年6月22日
しかし仮に猫にとって外にいる方が良いとしたとしても、そのリスクはあまりにも大きすぎます。もし本当に猫の事を愛するのであれば安全な室内で飼うべきでしょう。
他にも、「猫は室内飼育用に品種改良された外来種だから、室内から出さないのが「猫のため」」という主張も多数あったが、猫は本来屋外にいた野生生物だったのに、それを室内用に品種改良することが既に「人間が愛玩する為の品種改良」で、つまり「人間のため」に行われた行為だし、「外来種だから室内で飼え」という話は恐らく、本来猫がいない島に猫が持ち込まれたことによって、その島固有の野生生物が絶滅の危機に瀕しているケース、日本で言えば徳之島や小笠原などを想定した話なのだろうが、その地域に猫を持ち込んだのは人間なので、それを理由に猫を室内から出さないのは、やはり「猫のため」ではなく「人間のため」で、その地域に猫を持ち込んだ人間の落ち度なのに、猫にその尻拭いをさせているとしか言いようがない。
自分に至らなかった点があるとすれば、自分が言いたかったのは「絶対に猫を室内に閉じ込めてはならない」ではなく「猫を室内から出さないのは「猫のため」なんて感覚は間違っている」なのだが、元のツイート2つからはその意図が見え難かったのかもしれない、ということだ。ただこれは逆に言えば、私のツイートを批判をしてくる人たちは、こちらは「絶対に猫を室内に閉じ込めてはならない」とは書いていないのに、あたかもそう書いてあるかのように、それを前提として批判しているということでもある。しかも前述のように、そう決めつけて嘲笑したり、罵詈雑言を浴びせる者までいる。
そんな人達の所為で自分には、彼らは猫や動物のためを思って主張しているのではなく、「猫好きな私・動物愛護家の俺」の、自己肯定感維持のためにそんなことを言っているようにさえ思えてくる。つまり、
自分が室内で猫を飼っていて外に一切出していないことを批判されたくないが彼らの主張の根幹のように思えてならない。自身で猫を飼っていない人も中にはいるだろうが、猫カフェ等の飼育方法を否定されたように思っているのかもしれない。
同じ話の繰り返しになるが、改めてもう一度言っておく。人間が猫を飼うこと自体が、ネズミ対策だったり愛玩目的だったり、そもそも「人間のため」の行為であって、人間が「猫のため」に猫を飼っているという認識自体がおこがましい。
野生動物だろうが家畜だろうが愛玩動物だろうが、そして勿論人間も、どれも同じ生命のある動物であることに変わりはない。なのに人間に支配・管理される事が「それらのため」なんて感覚を持つこと自体が危険である。野生動物だって動物園で人間に飼育された方が、天敵に襲われる心配も、干ばつや冷害によって水・餌不足になる心配もない。肉食獣なら獲物を捕らえられず餓死する心配もない。だから飼育法さえ確立していれば、人間に飼育された方が寿命は延びるだろう。しかし寿命がたとえ人間に飼育されるよりも短かったとしても、野生動物は捕まえられて檻の中で生きるより、人間の干渉を受けずに生きる方がよいと考えるのが主流なはずだ。
自分は「家畜も愛玩動物も全て解放しろ」と言っているつもりは全くない。自分も家畜由来の肉も食べるし、愛玩動物は人間と共生することである種のメリットを得ているとも思っている。だから家畜や愛玩動物を人間の支配下において管理すること自体を否定するつもりはない。ただそれでも、人間の家の中、特に都会の狭い部屋に猫を閉じ込められて飼育されることを、全ての猫が望んでいるとは到底思えない。勿論外に出られる環境でも出ない猫もいるだろう。しかし外に出てみたいと思っている猫も、外に出た事がないから室内だけで満足しているように見えるだけで、外に出したら行動範囲を広げる猫もいるだろう。
本来は、「猫のため」だと言うのなら、猫が外に出ても交通事故に遭わないような環境、つまり郊外の中学校の校庭程度の広さの庭のある家で、猫が屋内外を自由に行き来できる環境を用意するくらいのことをすべきだ。感染リスクに関しても、感染リスクを理由に外に一切出さないなんてことを人間の子供にしたら虐待になるだろうから、基本的には猫に対してだって同じはずだ。動物園で飼育されている動物だって感染リスクがあっても、基本的には、狭い部屋に閉じ込めることはせずに、屋外かそれに準ずる広さの場所で過ごす時間を設ける筈だ。
ただ、猫に人間の言葉は全く通じないし、そのような理想的な環境を誰もが用意できるわけではないことも紛れもない事実であって、特に都会で猫を飼育する場合は、外に出さずに室内で飼育するのが、選択可能な選択肢の中で最善であるケースもあるだろう。だから室内飼育を全否定するつもりはない。しかしそれでも、その限定された選択肢の中での最善を選ばざるを得ないのはあくまでも人間の都合なので、室内に閉じ込めて猫を飼うのは「猫のため」ではなく、猫に飼い主の都合を強いている、つまり「人間のため」であることを自覚しておく必要も確実にある。それが出来ない飼い主には、例えば学校選びや進路選択などについて「これを選ぶのがお前のため」と勝手に決めようとしたり、自分の意向とは違う選択をしようとする子どもが折れて諦めるまで、「本当にそれで後悔しないんだな?」と何度も何度も問いかけたりするなど、子どもに自分の価値観を必要以上に強制しようとする傾向があるかもしれないと危惧する。そんなことを想定したから、
猫を室内で飼うのが猫のためなら、人間の子供も一切外に出さずに無菌室で一生育てた方が病気にならずに幸せってことになりそうだけど、そういうこと?という最初のツイートをした。
「室内飼育を否定するな」という趣旨の反論が多く自分の元に寄せられるが、「室内飼育を否定」しているのではなく、
現在の社会状況では「室内飼育をすることもやむを得ない」場合もしばしばあるが、「室内飼育は猫にとって最善とは言えない環境を強いている」という自覚が必要で、それを「猫のため」などと無理矢理正当化しようとしてはならない。それはあくまで「人間の都合・人間のため」でしかない。が自分の主張である。
前述の通り、飼い主の都合を猫に押し付けることを「猫のため」とするのは、子どもに必要以上に価値観を押し付けようとする親の感覚や、パワハラ上司が部下を抑圧するのに「お前のために言ってやっている」と罵倒する行為と似ている。「室内飼育は猫のため」などと、あたかも「動物愛護を重視した絶対的な最善の選択」かのように正当化するのはおかしいと言っているだけだ。
追記:
「閉じ込める」とは?家のスペースをもって「閉じ込める」と表現するのは違うかな。ある程度、自由に行動しますしね。身動き取れないような場所に常に居るのなら「閉じ込める」と思われても仕方がないけど…完全室内飼育を「閉じ込める」は時代遅れでありナンセンスかと。 https://t.co/Nt2S1OcN6G— 陽久 (@harufoot) June 24, 2019
という、新たな紛れもない「言い掛かり」が発生したのでこれにも反論しておく。
彼は「完全室内飼育を「閉じ込める」は時代遅れでありナンセンス」と言っているが、果たしてそれは本当か。次の画像は「BBC「猫の秘密」ーー50匹をGPSで追跡」という個人のブログ投稿から拝借したものだが、画像自体はBBCのドキュメンタリー番組「Horizon -- The Secret Life of the Cat」で使用されたワンカットであり、外出が自由にできる飼い猫にGPSを付けて、行動範囲を1週間程調査した結果だ。少々見難くいが、色付けされた個体の行動範囲だけでなく、グレーで示されている個体の行動範囲もいくつかある。
猫の行動範囲には個体差・雄雌での差、そして近隣の猫の縄張りによっても差が出るそうだが、どう見ても、都会のマンション、特にワンルームサイズなどでは到底収まらない範囲を猫が行動範囲としていることが分かる。同じような研究結果は他にもいくつかるようで検索すればヒットするが、それらを総合して考えても、少なく見積もっても100m四方程度が標準的な猫の行動範囲のようだ。それでも「完全室内飼育を「閉じ込める」というのは時代遅れでナンセンス」と言えるだろうか。彼は恐らく、大名屋敷レベルの豪邸に住んでおり、日本の一般的な庶民の生活を見たことのない「箱入り」なのだろう。
更に、
そう言えるのは— ロンサムロード @チームゼロ (@brute_froce) June 25, 2019
ぬくぬく衛生管理の出来た人間社会に暮らしている者の発想だ
もしバイオハザートのような世界に住んでいて「部屋から出さないのはお前のため」と言われても出て行くのか?理解できないのは感染リスクや危険を知らないから言える事
@74120_731241 猫のため
優生保護法の悪例を出し— ロンサムロード @チームゼロ (@brute_froce) June 25, 2019
国の方針や法律を遵守する気がなく、自国を信用できないなら自ら国政に参加し国を変えるか選挙で変える
そんなに信用ならなく嫌なら好きな国に行けば良い
全然自由にしてもらって結構
(続
@74120_731241 猫のため
こんなことを言い始める人まで出てきた。1つ目のツイートで彼が言っているのは、前述した私の主張、
もしも自分が「外出すると病原体に感染するリスクが3倍になる。だからお前は一生病室で生活してもらう。外出は許さない」なんてことを強いられたら絶対に納得できない。「部屋から出さないのはお前のため」なんて全然理解できないに対する反論のようだが、何よりもまず、現状バイオハザードのような世界は実在せず、そんな世界には猫も人も、というか誰も住んでいないので、そんな空想科学的な例に説得力が果たしてあるだろうか。百歩譲ってバイオハザードのような世界が現実にあるとして、かなり強い空気感染力のあるウイルスが蔓延している世界という設定ならまだしも、あの物語の設定ではゾンビウイルスは空気感染はしないので、「感染する恐れがあるから一切外に出さない」と言われても全く納得はできない。
2つ目のツイートに関しては、前述した「もう今や行政もこういう方針なんで、そろそろあなたも方向転換したほうが良いですよ」というツイートと同様に、基本的に「兎に角お上に楯突くな」という話でしかないし、そもそも私は「法を遵守する気がない」などとは一切言っていない。しかもこちらも現状では、一部の自治体等が猫の室内飼育を「推奨している」事実はあるし、動物愛護に関する法律もあるが、「猫は完全室内飼育しなくてはならない」という法律はない。つまり彼の言っていることは拡大解釈に基づいている。「国の方針や法の合理性に関しては選挙以外の方法で一切反論してはならない」かのような認識も、どう考えてもおかしいし、「この国の制度が気に入らないならお前が出ていけ」と言わんばかりの態度は、ヘイトスピーチに該当する恐れすらある。しかも前述の通り、現在「猫は完全室内飼育しなくてはならない」という法律などないので、彼は「実在しない国の制度」を口実にして、実質的には「俺の話が気に入らないならお前はこの国から出ていけ」と言っているようなものだ。色々と事実誤認と拡大解釈が酷すぎる。
この場合は「お前のため」ではなく「猫のため」「国のため」という口実だが、まさにパワハラ気質な人の典型的な態度だ。彼の主張は「人間のため」ですらなく「自分のため」の主張で、それを都合よく自分以外の「○○のため」に置き換えることで、恩着せがましく正当化しようとする傾向にある。
ここで挙げた2つのツイートの両方にある「@74120_731241 猫のため」というのをハッシュタグのように用いて、これら以外にも、自分にとっては嫌がらせとしか思えないツイートを幾つもしているので、無理な話なのかもしれないが、これ以上私の愛猫家全体に対する印象を下げようとするのはもう止めて欲しい。そんなことをして一体どんな得が彼にあるのだろうか。猫のことなどもうどうでもよくて、彼自身のストレス発散を目的としているようにしか見えない。
当該ツイートをした翌日、彼は前述のリンクでヒットするツイートの内いくつかだけを削除して、
— ブラックロンサムノワール@チーム黒 (@brute_froce) June 26, 2019
と言ってきたが、中傷・嫌がらせに該当する恐れのあるツイートはいくつかまだ残したままだし、逆に削除したらチャラと思われても困るので、削除されたツイートを含むスクリーンショットをまとめた、私のツイート/スレッドへのリンクも、記録としてここに残しておく。
6/28に、再び別の攻撃的な自称愛猫家から「アホか」という暴言を含む引用リプライがあった。
そんなこと言ったらぺっと飼うこと自体エゴだし、もともとヤマネコをネズミを殺すために家畜化してイエネコとなったわけだからイエネコが存在すること自体が人間のエゴなんだけど???— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
ペットショップだろうが正式にきちんとした繁殖をしているブリーダーさんも十分エゴ。 https://t.co/wwg7Di9MLW
つまりイエネコ自体が人間のエゴで作り出されたので、人間のもとで人間が管理する動物には変わりありません。イエネコは野生動物ではありません。— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
ついでに今ペットとしてワニガメやサーバルなどの危険指定されている生物はイエネコと違って野生動物として存在してるので、家の中に閉じ込めて飼うのは人間のエゴ!異常!ということになりますね😃😃😃😃😃😃— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
アホか。
中には、主張は違えど容認できる部分もあるという姿勢で反応をくれる人もいるが、この件でリプライ/コメント付きリツイートしてくるのは、殆どがこの人のような攻撃的なタイプで、私に言わせれば、室内飼育だけが猫の幸せと信じて疑わない完全室内飼育原理主義者で喧嘩腰な人ばかりだ。おそらく多数の分別のある猫/動物好きは何も言わないだけで、攻撃的でノイジーな人が目立ってるだけであろうことは分かっているのだが、どうしても「猫好きのツイッターユーザーってこんな人ばかりなの?」と思ってしまう。
彼女はリプライ/コメント付きリツイート以外にも、明らかにこちらに対しての反応としか思えない内容の単発ツイートもいくつかもしており、それらも含めて関連するツイートのスクリーンショットを、このツイートからスレッド化して記録してある。ブロックすれば何を言っても分からないだろうと思ったのか、最終的には3つのツイートを吐き捨るかのように呟いてブロックされたが、ブロックしようがログアウトすれば誰でもツイートを確認できることを認識していないようだ。
言われっぱなしも癪だし、ツイートでいちいち小分けに指摘をするのも面倒だし、どうせツイッター上で指摘しても、ブロックすれば見えないと勘違いしてるのだろうから彼女が目にすることはなさそうなので、その最後の3つのツイートに関してここで複数の不備を指摘することにする。
ていうかわざわざタイムラインまでスクショしてごそごそ言ってるあなたもまともじゃないし、都合の悪い他の方のリプは無視して自分の主張押し付けるひととコミュニケーション取ろうと思いませーん😃— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
罵詈雑言ってアホもバカも低脳もあなたに向かって言ってるわけじゃないのにな〜。
>ていうかわざわざタイムラインまでスクショして
自身のタイムライン見られるのはそんなに都合が悪いことなのか?
誹謗中傷を受けたと思ったら、相手が何時それを消すか分からないので、前後含めて記録としてスクリーンショットを保存しておくのは、対応の基本中の基本。
>ごそごそ言ってるあなたもまともじゃない。
あなた「も」ということは、自分もまともじゃないという前提か?
こちらもスクリーンショットを保存したリプライからは、彼女へのリプライを外しており通知されていない筈なのに、それを確認して、また彼女自身もそれ以前から、こちらに通知が来ないようにして、彼女が批判している行為と同様に「ごそごそ言ってる」ので多分そういうこと。
>都合の悪い他の方のリプは無視して自分の主張押し付けるひととまともなコミュニケーション取ろうと思いませーん
前述のブログ投稿の中では、他の人の主張を無視せず、なぜその主張がおかしいと思うのかを書いているのに、それを読むのを「めんどくさい」と言う人には最も言われたくない台詞であり、人の主張を読むのを「めんどくさい」という人が言うべきでない矛盾に満ちた台詞。
強いて言うならあなたと同じタイプの人がわたしに吐きまくった言葉かなぁ??— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
散々低脳だから〜とかバカだから〜と言われましたし😃
何度か言いましたけどほんとにあなたの主張が謎。
>あなたと同じタイプの人がわたしに吐きまくった言葉
どれだけ私のタイムラインを確認しても、アホ・馬鹿・低能などと短絡的に罵っているツイートはない筈。合理性のある根拠もなく勝手な推測で「馬鹿・低能などと暴言を吐きまるタイプ」だと言うことも中傷に当たる。
>何度か言いましたけどホントにあなたの主張が謎。
理解できないのは仕方ないが、だからと言って見ず知らずの他人に対して「アホか」などと、合理性のある根拠もなしに罵倒してよいことにはならない。根拠は示しているかもしれないが、「アホか」と切り捨てるだけの合理性があるとはとても思えない。
とりあえずスクショ晒しとかする時点で危険な匂いしかしないし、特定とか平気でしそうなんで無視が一番だね✌️— んもじり (@notnekoaigo) June 28, 2019
ブログでもスクショ晒ししまくってたので正直危険な匂いしかしなかった😃そりゃ対話しようとなんて思わないわ😃
>とりあえずスクショ晒しとかする時点で危険な匂いしかしない
前述の通り、スクリーンショットを保存するのは中傷された際の基本対応。しばしば「無断転載するな」と言う人がいるが「転載」の定義をしっかり確認してからそう主張すべき。
>特定とか平気でしそうなんで無視が一番だね
「特定とか平気でしそう」は、スクリーンショット保存が不適切な行為ならこの推測にも合理性が出てくるが、そうではないので中傷の恐れが強い。
また、無視するのが一番だと言っているが、そもそも「無視するのが一番」とツイートをすること自体無視できていないということ。
>ブログでもスクショ晒しまくってたので正直危険な匂いしかしなかった
前述のブログ投稿では、ツイッターの埋め込み機能を使用して引用しているだけで、ツイートのスクリーンショットは1つも使用していない。
「晒しまくってた」と言うが、反論する為に必要なツイートの引用を「晒す」と表現するのは果たして妥当か。事実に基づく認識とは言い難い。「晒す」を否定的なニュアンスで使っているようだから、つまり「私たちの主張に触れるな」「私たちの主張に反論するな」と同義ではないのか。
「正直危険な匂いしかしない」人のツイートへ、なぜコメント付きでリツイートしたのかも理解に苦しむ。そう思っていたならそもそも触れるのも危険だと判断するのが自然ではないのか。最初のツイートの後にそう思ったのだとしても、そうなら彼女が言っているように「無視するのが一番」なわけで、わざわざ刺激するようなツイートを繰り返していることとも矛盾する。つまり、そうやって中傷する事が目的だと思わざるを得ない。
>そりゃ対話しようとなんて思わないわ
最初に引用リツイートを用いてこちらの主張に反論し、しかもその最後で「アホ」と切り捨てたのは自分なのに、「対話しようとなんて思わない」とは如何に。最初から「自分は単に相手を罵倒したかっただけで対話したかったわけではない」ということなのか。
5/18の投稿「先入観に関するいくつかの話」でも書いたことだが、この人たちだけを見て「猫好きのツイッターユーザー全般」と認識するのは決してよくないが、一方で彼らがプロフィールやアイコン等で猫好きをアピールした上で、このような攻撃的な姿勢を示せば、彼らは「猫好き」という看板を背負っているような状態とも言えるだろうから、彼ら一人ひとりがそれぞれの場面における猫好き代表ということにもなる。猫好きの代表が印象の悪い振舞いをすれば、愛猫家全体に対する印象が悪くなるのはある意味仕方ないとも言えるだろう。
そして、彼らの主張に「いいね」「リツイート」をする、愛猫家をアピールするアカウントも少なくない。その中には「適当にリツイートしてたけど元ツイ漁ったらそういうことなのか。なんかすみません。ごめんなさい。」と言ってきてくれる人もいたが、そのような人はこの人だけだった。大多数の分別のある愛猫家が不憫でならない。