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GoToトラベル/イートに代わる第3弾・GoToジェイル(刑務所)キャンペーンを盛り上げよう

 「旅行は感染を拡大させない。旅行が感染を拡大させるなら既に日本は感染者だらけだ」と言って7月にGoToトラベルなるキャンペーンを始めたが、感染者が増え始めたことを受けて、その旅行促進策を見直す、一部見合わせると首相の菅が言いだした件については昨日の投稿で書いた。GoTo第2弾のGoToイートなる政策も一時停止すると言っている(イート事業で食事券発行の停止要請と首相 | 共同通信)。


 それらに変わるGoTo政策第3弾が今まさに必要になっている。

安倍氏側、800万円を補填か 「桜を見る会」夕食会差額5年分:東京新聞 TOKYO Web

  昨年の今頃は所謂桜を見る会の問題が注目され、臨時国会の審議の多くの時間がそれに費やされた。桜を見る会だけでなく、首相だった安倍事務所/後援会が支持者らを招いて行ったその前夜祭も、公選法違反に当たる恐れが指摘されていたが、安倍は

  • 参加者が契約主体で、事務所は一切契約していない
  • 事務所は集金してホテル側が手書きで領収証を書いた
  • 総理は乾杯の音頭をとったが足を踏み入れただけで参加していない
  • 明細は営業の秘密に関わるので公開できない

など、到底正気とは思えないような強引な説明でこれを問題ないとし、現首相で当時官房長官だった菅ら閣僚、そして自民党幹部らもそれを擁護していた。しかしここにきて、安倍側が800万円余りの会費を負担していた証拠が出てきた、と報道各社が昨日一斉に報じた。

 次の動画は、2020年2/4の衆院予算委員会での立民・黒岩議員の安倍に対する追求のノーカット映像である。

【ノーカット】安倍総理 野党議員に「嘘つき」 - YouTube

 黒岩氏は、一般の客ならば客単価おおよそ1万5000円が提示されるところ、安倍事務所が仲介して5000円という価格になったのであれば、それは便宜を図った、つまり有権者の買収に当たる、という指摘をした。それに対して安倍が「嘘つき」「人間としてどうなのか」などと答弁している。
 しかし、昨日の報道によれば、参加者が個人個人でホテルと5000円で契約した、という安倍の主張自体が虚偽である、ということになる。つまり嘘吐きが他人に対して「嘘つき」「人間としてどうなのか」と言っていたのだ。

 この件に関して、やっと検察がまともに動き出したと期待する声がある一方で、多分不起訴だろう、政治資金収支報告書を訂正するだけで手打ちになるのではないか、と不安視する声も少なくない。個人的にも、日本の捜査機関と司法は慢性的に権力にすこぶる弱く、ここ数年は特に忖度追従傾向が強い為、所謂ガス抜きで終わる恐れを感じている。
 だがしかし、前述の動画を見れば分かるように安倍は間違いなく虚偽答弁をしている。ヤジなどからも分かるようにそれを擁護する自民党議員の決して少なくなかった。官房長官らも閣僚・自民幹部も安倍の答弁・説明は妥当だと擁護し追求をしなかった。その所為で昨年の臨時国会、そして今年の通常国会で多くの時間が所謂桜を見る会の問題の追求に費やされた。言い換えれば貴重な審議時間が安倍の虚偽答弁の為に消えていった。
 これについても、政治家の常套手段、秘書が勝手にやったこと、という説明で詫びるだけで有耶無耶になる恐れがあるが、果たしてそんなことが許されるだろうか。秘書がやったことだったとしても、秘書の使用者は安倍だし、安倍の看板で安倍が利する行為行われたのだ。昨日の投稿でも書いたように、安倍はしばしば「政治は結果責任」と主張していた男である。もし万一秘書か誰かが勝手にやったことだったとしても、安倍事務所としての行為の結果にその主体として責任を負うべきだ。
 安倍側がやったのは有権者の買収、しかも桜を見る会に関しては公費、つまり税金による買収行為だし、それに関する首相という立場での虚偽答弁を国会で行った
のだ。もしそのようなことがバレなきゃOKどころか、バレてもOKになってしまうなら、それはもう間違いなく法治の否定であり、日本は先進国でないどころか未開の国ということにもなりかねない。

 昨日頃からツイッター上で #安倍晋三の逮捕を求めます というハッシュタグが盛り上がりを見せているが、逮捕=有罪でも起訴でもない。だから求めるべきは逮捕ではなく、起訴、若しくは立件でならなければならない。だから今盛り上げるべきは、GoToトラベルやGoToイートに代わるGoTo政策第3弾、安倍 晋三の

 GoToジェイル(刑務所)キャンペーン

ではないだろうか。 

 

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