#コロナより危険な自民党 というハッシュタグがツイッターのトレンドに上がっている。少し前には、#日本のコロナは自民党の人災 #自民党に殺される #自民党政権が日本を滅ぼす #自民党に政権担当能力はありません などのタグによる投稿も多く見られた。どのハッシュタグにも共感しかない。
12/1の投稿で、自民党の野田 聖子がNHKの番組に出演し「国民の不安を取り除くために、国会では桜前夜祭を巡る安倍晋三前首相の虚偽答弁問題より、コロナ対策に時間を割いて欲しい」と主張したことに触れ、野党側による今年の通常国会の延長要求にも応じず、憲法規定に基づく臨時国会招集の要求も無視して、臨時国会開会を伸ばしに伸ばし拒み続けた自分の所属政党を棚に上げてどの口で言っているのか、と批判した。
そして更に、野党側による臨時国会の延長要求に応じずに、自民党と政府は12/5に臨時国会を閉会した。しかし前述のように主張していた野田は、
本日、臨時国会が事実上、閉幕しました。衆議院本会議では、第三者から提供される精子や卵子で生まれた子どもの親子関係を定める法律が成立しました。#生殖補助医療親子関係民法特例法 pic.twitter.com/XwWPBv3ggw
— 野田聖子(衆議院議員 / 岐阜1区) (@noda_seiko93) December 4, 2020
このようにツイートしているだけで、臨時国会を延長しなかった自分の所属政党・自民党を批判する様子は一切見られない。オフィシャルブログにも批判は一切ない。こんな詭弁屋の集まりが自民党である。
国会閉会に際して、首相の菅は一応記者会見を行った(令和2年12月4日 菅内閣総理大臣記者会見 令和2年 総理の演説・記者会見など ニュース 首相官邸ホームページ)。しかしそれはあくまでも体裁だけであり、個人的には記者会見の体をなしていないとしか思えない。
菅内閣総理大臣記者会見―令和2年12月4日
このムービーは首相官邸が公式Youtubeにて公開した会見の全部であり、もしリンク切れになっているなら、それは恐らく都合が悪くなり隠したということである。
全体的に異様な会見だったが、中でも群を抜いて異様だったのは、学術会議の会員を任命拒否したことについて「ここまでの反発を予想していたか」と問われた菅が、へらへらと笑いながら「かなり大きくなると思っていた」と答えたシーンだ。
反発「かなり大きくなると思っていた」
— Choose Life Project (@ChooselifePj) December 5, 2020
2か月半ぶりの官邸での会見。学術会議の会員を任命拒否した理由について、菅総理からの説明はありませんでした。一方、ここまでの反発を予想していたか問われると、笑顔を見せてこう答えました。#日本学術会議への人事介入に抗議する pic.twitter.com/sF4ODmzcGS
この問いに対して、へらへらと笑ってそのように言えるということは、それがどういうことか理解できていないか、理解しているなら、非常に強権的でパワハラ気質であるということだ。それ以外に解釈のしようがない。
記者会見の体をなしていないと言える理由は、 菅だけでなく官邸記者クラブ所属メディアにもある。何故なら、最初から打ち合わせ済みの茶番のような質問しかせず、聞きたいことを聞いているのは、記者クラブ所属以外のメディアかフリーランスだけだったからだ。朝日新聞がこんな記事を書いているのだが、
久々会見の首相「経済」列挙 学術会議や桜の疑念答えず:朝日新聞デジタル
菅が答えないだけでなく、記者クラブ所属メディアの多くも聞くべきことを聞いていない。それを棚に上げ「久々会見の首相「経済」列挙 学術会議や桜の疑念答えず」という見出しを付けられても説得力を感じない。「記者クラブ所属メディアも聞くべきことを聞かず」と付け加えるべきだ。
つまり、 #コロナより危険な自民党 #日本のコロナは自民党の人災 #自民党に殺される #自民党政権が日本を滅ぼす #自民党に政権担当能力はありません などのタグが流行っているが、殆どの全国紙やNHK・民放各局などの大手メディアも、実際には自民党と一緒になって国民を殺しにかかっている状態である。更に言えば、今も世論調査で50%強の内閣支持率があるそうだから、
#コロナより危険な自民党とメディアと有権者の半分
#自民党とメディアと有権者の半分に殺される
と言う方がより実情に即しているだろう。