スキップしてメイン コンテンツに移動
 

消えた公明党ポスター

 以前にも書いたが(2019年7/14の投稿)、近所に、選挙が近づくと「公明党よろしくね!」と声をかけてくる、所謂公明党おばさんの家がある。多分夫婦で住んでいるんだろうが、おばさんしか見たことがない。いや、夫など家族も見たことがあるが、その家の人だと認識していないだけかもしれない。なんにせよ学会員の家がある。


 その公明党おばさんの家の外壁には、公明党のポスターが貼ってあった。少なくとも今年の最初頃までは。その公明党ポスターがなくなっていることに昨日気がついた。そのおばさんとは顔を合わせれば挨拶はするが、それ以上の付き合いは何もない。選挙の時にだけ急に「公明党よろしくね!」と言ってくる学会員には、全般的にあまりいい印象もなく、なんでポスターがなくなったのか聞く気にもなれないので、その理由は定かでない。
 もしかしたら、何かの理由で汚れたか、もしくは破いてしまったか、一時的に剥がしただけかもしれない。いつからなくなったのかも定かでなく、現時点では一時的に剥がされたのか、それとも意図的に剥がしたのかは分からないが、検索してみたら、4月前後に公明党が新しいポスターを作成したようだから、それへの貼り替えの際に何か不手際があったのかもしれない。1カ月もすれば、そのどちらなのかが分かるだろう。剥がしたくて剥がしたのでなければ、恐らく1カ月もすれば新しポスターが貼られているだろうから。

 創価学会員が公明党の姿勢に疑問を感じ始めている、という話は結構前からあって、特に現在の自民党政権が成立してからは、消費税増税や安保法制に賛成する公明党に対して異論が出ているという話がよく聞こえてきた。近年では、沖縄の2018年県知事選で、決して少なくない学会員が玉城 デニーに投票したという調査結果もあった。
 そしてその傾向がいよいよ如実になってきたのは、昨年・2020年の検察庁法改正案に対する党首 山口の姿勢、そして大阪住民投票で所謂都構想へ公明党が維新と結び賛成したあたりだ。

「公明支持辞めます」検察庁法改正案への投稿に反応殺到 [検察庁法改正案]:朝日新聞デジタル

公明賛成「なんで急に」 学会員ら50人から聞いた本音 [大阪都構想]:朝日新聞デジタル

 今年は2019年参院選依頼の国政選挙があるが、逆に言えば2年間国政選挙がなかったので、学会員の公明党離れが一体どの程度なのか、その実態はよく分からない。しかし、理由は分からないが、自分の近所の家からも公明党ポスターは消えた。


 いつそのポスターが消えたのかがよく分からないので、前述したように詳細は不明だが、自分はその理由を次のように想像する。
 2019年7/14の投稿 でも書いたように、2019年参院選前に「公明党よろしくね!」と声をかけられた時、それまでは否定も肯定もしなかったが、その時自分はハッキリと「LGBTの権利を認めないという人が党首の党に投票するつもりは一切ない」と伝えた。多分当時同じ様に、公明党への異論を少なくない人に示されたんじゃないかと想像する。そして例に挙げた昨年の件や、5/2の投稿で書いた、国民投票法改正案の強行採決を自公がやろうとしていることあたりの積み重ねが、ポスターを剥がす、つまり公明党への愛想が尽きる原因だったのではないか?と想像する。

 勿論それはまだ想像でしかない。しかしまともな感覚を持っているなら、そのような認識になって然るべき、公明党への愛想など尽きて当然ではないだろうか。


このブログの人気の投稿

マンガの中より酷い現実

 ヤングマガジンは、世界的にも人気が高く、2000年代以降確立したドリフト文化の形成に大きく寄与した頭文字Dや、湾岸ミッドナイト、シャコタンブギなど、自動車をテーマにしたマンガを多く輩出してきた。2017年からは、頭文字Dの続編とも言うべき作品・MFゴーストを連載している( MFゴースト - Wikipedia )。

話が違うじゃないか

 西麻布に Space Lab Yellow というナイトクラブがあった。 一昨日の投稿 でも触れたように、日本のダンスミュージックシーン、特にテクノやハウス界隈では、間違いなく最も重要なクラブの一つである。自分が初めて遊びに行ったクラブもこのイエローで、多分六本木/西麻布界隈に足を踏み入れたのもそれが初めてだったと思う。

同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになる

 攻殻機動隊、特に押井 守監督の映画2本が好きで、これまでにも何度かこのブログでは台詞などを引用したり紹介したりしている( 攻殻機動隊 - 独見と偏談 )。今日触れるのはトップ画像の通り、「 戦闘単位としてどんなに優秀でも同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人も特殊化の果てにあるものは緩やかな死 」という台詞だ。

フランス人権宣言から230年、未だに続く搾取

 これは「 Karikatur Das Verhältnis Arbeiter Unternehmer 」、1896年ドイツの、 資本家が労働者を搾取する様子を描いた風刺画 である。労働者から搾り取った金を貯める容器には、Sammel becken des Kapitalismus / 資本主義の収集用盆 と書かれている。1700年代後半に英国で産業革命が起こり、それ以降労働者は低賃金/長時間労働を強いられることになる。1890年代は8時間労働制を求める動きが欧米で活発だった頃だ。因みに日本で初めて8時間労働制が導入されたのは1919年のことである( 八時間労働制 - Wikipedia )。

馬鹿に鋏は持たせるな

 日本語には「馬鹿と鋏は使いよう」という慣用表現がある。 その意味は、  切れない鋏でも、使い方によっては切れるように、愚かな者でも、仕事の与え方によっては役に立つ( コトバンク/大辞林 ) で、言い換えれば、能力のある人は、一見利用価値がないと切り捨てた方が良さそうなものや人でも上手く使いこなす、のようなニュアンスだ。「馬鹿と鋏は使いよう」ほど流通している表現ではないが、似たような慣用表現に「 馬鹿に鋏は持たせるな 」がある。これは「気違いに刃物」( コトバンク/大辞林 :非常に危険なことのたとえ)と同義なのだが、昨今「気違い」は差別表現に当たると指摘されることが多く、それを避ける為に「馬鹿と鋏は使いよう」をもじって使われ始めたのではないか?、と個人的に想像している。あくまで個人的な推測であって、その発祥等の詳細は分からない。