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コロナに打ち勝った証として帰省する

 帰省を中止することは一番簡単なこと、楽なことだ。帰省に挑戦するのが国民の役割だ。菅が「オリンピックを中止するのは一番簡単」と中止を否定したのを逆手に取り、政府が、今年の盆は帰省を控えろ、と言っていることに対して同じ様に返し、菅の主張が如何に異様かを示した風刺である。

菅氏は、自身に近い関係者を含めた人々から五輪を中止することが最善の判断だと、これまで何度も助言されたと明かした。「やめることは一番簡単なこと、楽なことだ」とした上で、「挑戦するのが政府の役割だ」と語った

 同様の風刺をまとめてツイートしている人がいる。それらはどれもバカバカしく、そしてこれまで五輪強行派が如何に酷い主張をし、そしてオリンピック強行に至ったかがよく分かる。

いちいち説明する必要もないくらいに馬鹿げた、そして中身のない説明を繰り返してきたのが日本の首相であり、政府であり、組織委やIOCや一部の選手たちだ。厳しく言えば、こういう話の下で開催が強行された大会に参加してはしゃいでいる選手、そのお祭り騒ぎの乗るテレビを始めとしたメディア各社も本当に醜悪だ。
 始まったんだから文句を言わずに楽しもう、なんて言っている人達もいたが、嘘と詭弁で塗り固められたお祭りが始まったとしても、楽しむ気になんてなるはずがない。しかも人の健康と命がかかっている嘘だったなら尚更だ。


 こうやって他のことに置き換えて考えれば、自民政権やその周辺の言うことが如何にデタラメかがよく分かる。例えばJOCは、2019年9月から理事会を非公開にすると言い出した。政府の新型コロナウイルス対策を論じる会議も、そのほとんどが議事録をつくらなくてもよいことになっている。

 そして昨日、官房長官の加藤は、新型コロナウイルス対応のための「政府与党連絡会議」は「党が主催した会議だ」とし、「政府において、議事録や議事概要を作成することは考えていない」と述べた。

与党主催だから議事録は作らなくていい? まったく根拠がおかしい。政府と与党の連絡会議なのだから、与党とどのようなやり取りをしたか、政府として記録を残しておくのは当然だ。これは、後々何か不都合が明るみになった際、記録はない、と言い逃れたいが為の詭弁でしかない。

 これらを前述の風刺群のように、別のことに置き換えて考えてみると、その異様さが更に際立つ。

  • 学校の生徒会で、部活動との予算折衝に関する会議を行い、それについて生徒会役員が、「生徒会において、各部とのやり取りを記録することは考えていない」と言ったら、顧問の先生はなんと言うだろうか。
  • 学校の授業で生徒が、「自由闊達な勉学の為にノートは一切とらない」宣言したら、教員はどう指導するだろう。
  • 企業の経営判断の経緯について一切記録を残さなかったら、株主はそんな経営陣を容認するだろうか。

”普通に”考えればすぐにおかしいと分かることを、平気で言ってのけ、それを平然と実行するのが自民政権とその周辺である。


 これは7/30の首相会見における記者とのやり取りだが、質問に対しての返答がまったくかみ合っていない。噛み合わない理由は、菅が意図的にはぐらかしている、若しくは質問内容を理解できていない、のどちらかだろうが、自分には両方の要素があるように見える。
 はぐらかして答えないのは言語道断で、それだけで首相失格、いや政治家失格だ。政治家どころか社会人として全く通用しないと言っても過言ではない。

スガがバイト面接を受けたら…

 質問内容が曖昧で把握できていないのだとしたら、菅は質問の内容について記者に説明を求めるべきだが、それをしていない。また、質問が長く一回でそれを把握できないのなら、メモを取るなどして対応すべきだ。言われたことを一度で把握できないなら、メモをとれ  なんてのは、新卒新入社員が最初に言われるような、社会人の初歩の初歩だ。そんなことすらできない男が今、日本では首相になっている。


 このような指摘を積極的にしないメディアもそれらと同類、同レベルと言える。つまり、今日本は、そんな低レベルな人達がのさばる国になってしまっている。


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