朝寝坊してばかり、遅刻してばかり、授業中に落書きしてばかりで勉強せず成績が悪いなら、怒られるようなことばかりしているのだから、小言を言われても仕方がないことばかりしているのだから、母親が怒ってばかり、小言ばかりになるのは当然だ。
野党は批判ばかり、野党は反対ばかり、という揶揄がいかに稚拙で馬鹿げているかについては、11/17の投稿で、三権分立の構造と議院内閣制の仕組みから説明したが、もっと分かりやすい例を思いついたので、今度は4コママンガ2つで表現した。
1本目はトップ画像や冒頭で説明した通りの内容で、何度も何度も怒られることばかりしている子が、親や先生に怒られてばかりなのは当然だ。言い換えれば親や先生が怒ってばかりになるのは当然だ。
2本目はそれを政治の世界に置き換えたもので、公選法違反や政治資金規正法などに違反する買収や贈収賄が何度も何度も繰り返されたり、憲法の規定を無視した国会召集拒否が何度も繰り返されたり、国会審議や記者会見などで、質問の趣旨をはぐらかし、聞かれたことに答えず、関係ない話で時間稼ぎをして審議・会見時間を浪費することなどが状態化していて、与党が政府と一体化し全くそれを正そうとしないなら、野党が批判ばかりになるのは、政府や与党のそのような行為や姿勢に対して野党が反対ばかりになるのは、ごく当然のことであり、批判も反対もしない方が異様だ。
そして、そのような状況を「野党は批判ばかり、反対ばかり」なんて言う人、そのような趣旨の記事を載せるメディアも異様である。
トップ画像と漫画には、かわいいフリー素材集 いらすとや の素材を使用した。