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#DOMMUNIMATION May.2022

 #DOMMUNIMATION とは、私 Tulsa Birbhum / タルサ ビルハム が勝手に始めた、DOMMUNE 番組サムネイルを加工してアニメーションさせ短い動画にするプロジェクト。勿論 DOMMUNE 非公式。基本的にツイッターで公開することを前提とし、12秒/6秒でリピートする。この投稿では2022年5月に作成したものを掲載。過去の成果物まとめは #DOMMUNIMATION で。


GORGE.IN Presents「GORGE I/O DOMMUNE 2022」

 手の溶ける様子を表現しようとしたが、思っていたよりも動きがこじんまりとしてしまった。人差し指や薬指も一応動きをつけてあるのだが、完成したものを見ても殆どわからない。


Q(WE)R Presents「ACT UP! FIGHT BACK! BLEND is beautiful!」

 切り抜きが中央に集まってくる様子を表現したが、動きがやや画一的過ぎた。くしゃくしゃの新聞が広がったり丸まったりするコマ撮りのような雰囲気を出したかったが、そのイメージを再現しきれなかった。


■ AMAZON EXCLUSIVE「DOMMUNE RADIOPEDIA」【大百科46】 子供の日SPECIAL!藤子不二雄A & 藤子・F・不二雄 先生追悼プログラム 「やってくるものたちと未来への扉」

 番組の告知がなされた直後はよいアイディアが浮かばずにスルーしようと思っていたが、番組が始まる数時間前に、笑うせぇるすまんアニメオープニングをループさせるアイディアを思いついて作成した。喪黒福造のループだけもYoutubeに置いてある。


■ ortofon DJ x DOMMUNE Vol. 4 The ortofon CONCORDE ELITE Release Special @Galaxy - gingakkei

 CONCORDE ELITEをレイヤー化して、背景との間に円形の波形を組み合わせただけの、お手軽使用。番組を見ながら、実在するCONCORDE Night Clubのスリップマットをモチーフに、そのElite仕様がターンテーブル上で回るループも作成した。


■ Record shop BASE & SLOGAN Presents 「 "CHIRASHI" - Tokyo Punk & New Wave」 '78-80s チラシで辿るアンダーグラウンド・ヒストリー

 チラシが落ちていく様子は回転だけで表現したが、枯れ葉が落ちるように振り子の動きをつけたらもっとそれらしくなったのかもしれない。


「チロンヌプカムイ イオマンテ」アイヌ民族の幻の祭祀を記録した北村皆雄監督の映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』公開記念 「死と再生の儀礼プログラム」The ritual of death and rebirth

 PCエンジンとかメガドライブの頃のゲームのタイトル画面の演出を想定して動きをつけた。背景が黒一色なので各レイヤーの切り分けも比較的容易だし、動きをつけるのもそれほど難しくない割には、見た目は派手になった。


■ AMAZON EXCLUSIVE「DOMMUNE RADIOPEDIA」【大百科47】 「オルタナティブ・アイドル大百科 第3巻|ハロー!プロジェクト大百科」〜掟ポルシェと吉田豪のレイディオクラブ

 3月に作った第2巻からの連作。という名目の手抜き。次回は同じ手法が使えないので、新たなアイディアをださないといけないが、今のところ全く思いつかない。


■ 888ブックス Presents『ママー探偵物語』刊行記念番組 「最初期の手塚治虫」THE EARLIEST WORKS of TEZUKA OSAMU

 4コママンガを、各コマ2-4枚程度のレイヤーでアニメ化。時間があればヒョウタンツギのようなキャラや警官のようなキャラにも動きをつけたかったが、そこまで手が回らなかった。


■ Salida Presents「早坂文雄と芥川也寸志、そして / あるいは池野成」

 窓の中を切り抜き、元画像と番組で取り上げられた映画・白い巨塔と妖怪大戦争のイメージカットを、カーテンのトランジションで繋いだ。各イメージの表示時間を稼ごうとして、カーテンのトランジションを速めに設定したが、閉じている間はもう少し長かった方がよかった。
 番組を見つつ、番組企画の元となったサントラCDのリリース元である Slida のロゴのアニメーション化も行った。


■ PARCO MUSEUM TOKYO Presents 折坂悠太展「薮IN」開催記念番組 折坂悠太「薮IN」合評会 〜薮の今〜

 薮の中から折坂 悠太が現れるようなイメージで作成した。サムネイルサイズでも、そして1080p全画面再生では特に、前面に置いたシダのキーイングの酷さがよく分かる。もう少し丁寧に処理すべきだった。


■ Flor de Cana Presents TECHNIQUE x DOMMUNE「PRIVATE VINYL LESSON」SEASON 2-6 第18章 21st Century Dance Music Vinyl Studies

 ツイートにもあるように、ウクライナ国旗の色・黄と青を混ぜて、番組サムネイルの緑になるような仕掛け。


ele-king books Presents 「サム・ライミのすべて」All about SAM RAIMI

 番組サムネイルに使用されている、ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの画像の表現にあわせて、サム ライミの画像とドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスの画像を、ガラスが割れて弾けるようなトランジションで繋いだ。


■ ゲーテ・インスティトゥート東京開設60周年記念企画 unrest62/22 Presents 「シュトックハウゼンvs刀根康尚ー電子音楽の黎明と日本のフルクサス」

 画像内のスピーカーや楽器が1つづつ出現する、という表現。動きは地味だが、各オブジェクトを切り抜いた裏側の背景を描くのは結構な手間だった。必要な労力的には、サム・ライミの回の3倍程度は必要。


■ 「FFKT Feat. BENEDEK」

 FFTKの公式サイトの画像と番組サムネイルを、ペンキを塗っていくような表現のトランジションで繋いだ。ペンキを塗るようなトランジションは自家製。


■ ele-king books Presents『フランク・ザッパ』出版記念番組 「フランク・ザッパの発明」FRANK ZAPPA's INVENTION

 とても簡単なように見えて、分割されたザッパの顔写真の元画像が見当たらなかった為、それぞれを繋げて作成した。単純に2分割されているわけではなく中央に足りない部分があり、また上下で拡大率が異なるなど、大幅な加筆が必要だった。


amidst Presents 「ECSTASY BOYS / 天宮志狼と日本のハウス・ミュージックのTHEN & NOW」

 散らばったレコードのジャケットが積み重なっていく、という表現。ただ、ループさせる都合上、元々レコードがあるところに寸分違わずレコードが積み重なっていく表現になってしまっている。尺を倍にして、別の積み重なり方もう1パターンを間に挟んだ方が、それらしさがより出たかもしれない。


■ Catsbookshelftokyo presents 「崔洋一 最後の闘争」LAST TEMPTATION AND BATTLE OF SAI

 2月のビデオゲーム回に続き、2度めの効果音(銃声)付き。実際はこのサイズの銃ではこんなに体は揺れないだろうがデフォルメ。ヒジ/手首のどちらが折れてるのかよく分からない腕の動きは改善の余地あり。


■ 「NEWVIEW DOMMUNE 」Vol.10「アミューズメントXR」 〜ウィリアム・キャッスル、スプーク・ショウ、お化け屋敷、遊園地、テーマパークetc アメイジング、スペクタクル、ショック、人間の本質的な欲求と体験の歴史から考える、 手作りMR / ルーツ・オブ・XRの世界!!!

 細々と作り込まれたコラージュ画像なので、その要素のうちのいくつかをアニメーション。数が多いのでレイヤー化はそれなりに手間がかかるが、どれも1-2コマのレイヤー化で、スライド/ワイプ/回転を組み合わせて動きをつけているだけ。


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