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検討だけで実行しない。利権を守る。税収は我々のもの 自民党

 選挙前になると、与野党関係なくどの政党もどの政治家も、急に美辞麗句を掲げ始めるものである。中には、日頃の言動や直近までの姿勢と全く正反対なことを言い出す人たちもいるが、現与党の自民党なんてのはまさにその最右翼だ。

 自民党のこんなツイートがタイムラインに流れてきた。画像は今夏の参院選用のポスターだそうだ。

 現在日本経済は、ロシアのウクライナ侵攻による世界的な原油高騰の影響だけでなく、急激な円安の影響も被っている。暮らしの根幹をなす食品を始めとした、様々な生活必需品において物価高騰が起きているにもかかわらず、都合の良い数字ばかり強調し、諸外国より価格の上昇を抑えている、など言っている首相の岸田は自民党総裁であり、自民党には市民の暮らしを守る気などないのは明らかだ。
 また、野党側から消費税の減税などの対策を求められても「検討したい」と言うばかりで、抜本的な対策を何ら講じてもこなかったのが自民政府である。「検討する」とすら言わずに「検討したい」としか言わないのだから、検討すらしないのが実態で、決断と実行なんて論外なのにも関わらず、自民党は参院選のポスターに「決断と実行。暮らしを守る。」なんてスローガンを使っているのだ。何も実行しないことを決断している、というのなら理解はできるのだが、彼らは実態とは全く異なる「決断と実行」と言っているのだ。
 このように美辞麗句を並べるのは自民党の常套手段で、じゃあ何を決断するの?何を実行するの?どうやって暮らしを守るの?という、具体的政策には触れないし、これについて聞いてもフワッフワな話しか出てこない。で、選挙が終わると「信を得た」なんて言い出して、やりたい放題やり始めるのがこれまでの自民党である。


 このツイートを見てすぐにそんな思いが湧いたので、見た直後にこのコラージュを作ってツイートした。これが自民党のホンネであり、当該ポスターは選挙用のタテマエ、美辞麗句でしかない、という思いを込めて。



 しかし、これだけでは何がどういうことなのかがよく分かりにくいかもしれない、という思いにかられ、もう少し、どういことなのか、について詳しく説明したバージョンも作ってみた。それがこれである。


 冒頭でも書いたように、選挙前になると急に美辞麗句を掲げ始める政党や政治家は自民党以外にもあるが、その中でも、自民党の言葉遊びの酷さは群を抜いている。もし自民党が、市民の暮らしを守るような決断と実行をするような政党ならば、30年間も賃金が上がらず、上がらないどころか下がるような状況で、税負担や社会保障の負担は増やされる、なんてことにはなっていない


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