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ある街とぼったくりバー

 むかしむかしあるところにぼったくりバーがありました。昔はそんなにぼったくりではなく、人気のバーでしたが、この十数年で急激にぼったくりになりました。で、人気はどうなったかというと…


 むかしむかしあるところにぼったくりバーがありました。昔はそんなにぼったくりではなく、人気のバーでしたが、この十数年で急激にぼったくりになりました。で、人気はどうなったかというと、街の人たちは「昔からの付き合いだから」とか、「みんな行ってるし有名人もよく来てるから」なんて理由や、中には、ぼったくられているのに「どこがぼったくりなの??」なんて言って、ぼったくりバーをありがたがる人までいます。そんな理由で街の人達は、となりに普通のバーが新しくできても、ぼったくりバーに通い続けました。

 当然、街の人達はどんどん貧乏になり、街も衰退しましたが、ぼったくりバーとそこに酒やツマミを納入している業者だけがお金もちになりましたとさ。


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フランス人権宣言から230年、未だに続く搾取

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 ヤングマガジンは、世界的にも人気が高く、2000年代以降確立したドリフト文化の形成に大きく寄与した頭文字Dや、湾岸ミッドナイト、シャコタンブギなど、自動車をテーマにしたマンガを多く輩出してきた。2017年からは、頭文字Dの続編とも言うべき作品・MFゴーストを連載している( MFゴースト - Wikipedia )。

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話が違うじゃないか

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インターミッション・途中休憩

  インターミッション/Intermission とは、上映時間の長い映画の途中に制作者が設ける「途中休憩」のことだ。1974年公開の「ゴッドファーザー2」も3時間20分の上映時間で、2時間を超えたあたりにインターミッションがある。  自分がインターミッションの存在を知ったのは、映画ではなく漫画でだった。通常漫画は1つの巻の中も数話に区切られているし、トイレ休憩が必要なわけでもないし、インターミッションを設定する必要はない。読んだ漫画の中でインターミッションが取り上げられていたので知った、というわけでもない。自分が初めてインターミッションを知ったのは、機動警察パトレイバーの3巻に収録されている話の、「閑話休題」と書いて「いんたーみっしょん」と読ませるタイトルだった。