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2月, 2020の投稿を表示しています
 

新型コロナウイルスによって混迷が極まる過程を考える

 Buzzfeed Japanは昨日も「 「トイレットペーパーの生産が滞る」は誤り SNS上で拡散…根拠のない噂で品薄が現実に 」という記事を掲載していた。 2/16の投稿 でも書いたが、このコロナ騒動が始まって以来、 根拠に乏しい噂の検証 に余念がない。彼らは以前からWeb上に広がりを見せる怪しい話の検証、所謂 ファクトチェック に力を入れてきたが、最初の新型コロナウイルス関連ファクトチェック記事「 新型肺炎でデマ拡散「中国人が関空から病院に搬送、検査前に逃走した」は事実無根「USJと京都に向かった」と広がる 」を掲載して以降は、検証記事のほぼ全てがコロナウイルス関連だ。

様々な視点による主張を吟味しなくてはならない状況ではあるが…

 紙の上に定規を置いて、それに沿って鉛筆などで引いた線のことを「直線」と呼ぶ。「それはおかしい」という人はまずいない。しかし その線は果たして本当に「直線」だろうか 。どんなに尖らせた鉛筆で引いた線でも、どんどん拡大していけば、どこかでトップ画像左側の拡大図のように見えるだろう。また、右の拡大図は、フォトショップ上で直線ツールを用いて引いた細い線を、5000%に拡大したものだ。 これらは果たして直線と言えるだろうか。

緊急時は誰もが感情的になりがちなので

 テレビをつけても、新聞を読んでも、SNSを見ても、一番多く目に入ってくるのは新型コロナウイルス関連の話題だ。勿論最新の情報は仕入れておきたいが、何かと 上から目線の主張、感情的な主張、そして不確定な情報 も多く、このコロナ狂騒曲とも言えそうな状況にややウンザリもしている。このブログの投稿もコロナウイルス関連以外の話題を書きたいのだが、新型コロナウイルスにまつわる話が蔓延しており、自分が気になることも、どうしてもそれ関連になってしまう。

先手先手どころか、後手後手以下の対応を発表したのが、政府の対策基本方針

 「 先手を打つ 」とは、囲碁や将棋で先に手を打つ者を「先手」、後に手を打つ者を「後手」と呼ぶことに由来し、先に攻撃をしかけること、起こりそうな事態に備えておくことを意味する表現だ( 先手を打つ(センテヲウツ)とは - コトバンク )。将棋や囲碁では、決して後手が不利だとは言い難いが、例えば「先手必勝」とは言うが「後手必勝」とは言わないし、受け身で立ち回ることを「後手後手」と言ったりするなど、「後手」は何かとネガティブに用いられがちだ( 後手(ゴテ)とは - コトバンク )。

芸能人に厳しく政治家に甘い日本社会

「 ズル 」と言えば、日本人なら、人をだしぬいて自分が得をするように、公正公平とは言いがいた方法で立ち回ること。こすくて狡猾、あくどい様。などを想像するだろう。漢字では狡猾の狡で「狡い/ずるい」と読む。  しかしこれはあくまで日本語の話であって、今日のトップ画像に用いたロゴはまさに「ズル」ではあるが、 ZURU は香港に本社を置く玩具ブランドの名称だ。同社は、日本ではそれ程でもないが、L.O.L.Suprise、5Suprise、Unicorn Squad、RainBocoRrns など、日本のガチャガチャのように開けるまで何が入っているか分からない、カプセルに入った玩具で有名である。

溢れ、飛び散り、広がる

 新型コロナウイルスに関する、不安を煽る根拠に乏しいいい加減な情報、○○が効くという怪しげな予防法などがSNSを中心に飛び交っている。 2/16の投稿 でも書いたように、Buzzfeed Japanなど一部のメディアが検証を行っているものの、 人は不安に滅法弱く、検証結果よりも怪しい情報の方が拡散する力を持ってしまう 。

悲劇の王国

 No Doubt / ノーダウトは、主に1990年代に活躍したカリフォルニアのスカパンクバンドだ( No Doubt | Official Site )。日本でも相応の人気を博したバンドだが、日本では、原宿系カワイイカルチャーを好み、Harajuku Girls や What You Waiting For?、Rich Girl など、それをテーマにした曲を個人名義でリリースしている、ボーカルのグウェン ステファニーさんの方が有名かもしれない。  トップ画像に使ったのは Tragic Kingdom というアルバムのジャケットで、トラジックキングダムは1995年にリリースされた彼らの出世作だ( Tragic Kingdom - Wikipedia )。

責任逃れの横行、おもてなしの国の実態

 フォードのSUVの名称はどれも「E」から始まる。最も大きいフルサイズは Expedition 、ミドルサイズが Exploler と Edge 、最も小さなサブコンパクトモデルが EcoSport 、そしてこの投稿のトップ画像に用いたのは、ミドルサイズよりも小さくサブコンよりは大きいコンパクトサイズの Escape だ。因みにこれは北米市場でのネーミングであり、他市場ではEで始まらないネーミングのSUVも複数存在する。

今できる最善の対応は、我田引水が過ぎる司令塔を今すぐに変えること。

 小学校5-6年の担任が国語に力を入れていて、毎週20個ずつ漢字を決め、その漢字に関するテストが行われた。決められた20個の漢字を書くだけならば、言葉は悪いが「馬鹿でも満点がとれる」。決められた漢字だけでなく、その漢字を用いた熟語を書くことが出来ないと正解にはならないので、毎週20個の漢字を使った熟語をそれぞれ漢字辞典で調べて、友達数人と共有しつつどんな熟語が出題されるかを予想するのが面白かった。各学期末に合計成績の上位者が発表され、ノートや鉛筆など文房具の副賞が用意されていたこともあり、みんな結構熱中していた。

「公務を優先し育休取得する」と宣言した進次郎氏が優先したのは…

 小泉 進次郎環境大臣が「2週間の育児休業を取得する」と宣言したことが、先月話題になった。トップ画像でも示したように、彼はその際に「 公務を最優先 にしながらも、柔軟に通算2週間を、確保していきたい」と述べた。公務を最優先、確かに彼はそう言っていた( 1/16の投稿 )。  それから約1ヶ月後の現在、小泉氏らが、 地元の会合を優先し、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部を欠席した ことが報じられている。

「朕は国家なり」的発想

 「 L'État, c'est moi. 」は日本語では「 朕は国家なり 」と訳される。近世フランス・ブルボン朝の最盛期を築いたルイ14世が発したとされる、絶対王政を象徴するセリフだ( 朕は国家なり(ちんはこっかなり)とは - コトバンク / ルイ14世 (フランス王) - Wikipedia )。とても大雑把に言えば、国王がその国の全てである、という国家感を表現するのに用いられる。つまりそれは、 国王による独裁 を意味し、しばしば独裁者の風刺に用いられる表現だ。最近ではトランプ大統領の風刺にもよく用いられている。

出来の悪いウエイターはしばしばおつりを間違う

 産経新聞は、今朝の社説「 【主張】新型肺炎の目安 蔓延阻止に国民の覚悟を - 産経ニュース 」を紹介するのに、「 【国会空転】いいかげんにしてもらいたい 」と題して、「新型肺炎の国民への呼はびかけや検査態勢の拡充は先週のうちに行われるべきだった。衆院予算委も、桜問題に大半が割かれ、首相の答弁に反発した野党は一時退席。厚労省が感染防止を国民に求めていた同じ時刻に、国会は空転していた。」と ツイート した。

「責任論は今でなくてもよい」という詭弁

 「 日本で感染とデマが拡大するのは、当然の成り行きだ 」という、今の状況に関する見解を 昨日の投稿 で書いた。今日のトップ画像に「混沌」という文字を用いたのだが、この画像を加工している途中で、「混沌」という文字には不安を不必要に煽る要素もあり、新型コロナウイルスに関する投稿のトップ画像に用いるのは妥当だろうか?という考えも浮かんできたが、昨日の投稿で書いたように、既に多数のデマが流れ、そして続々と国内での感染の広がりが報じられている現状は、「 混沌としている 」と表しても決しておかしくはない。

日本で感染とデマが拡大するのが、当然の成り行きである理由

 「現在BuzzFeed Japanが新型肺炎に関する正しい情報と、子宮頸がん/HPVワクチンに関する記事に力を入れているのは素晴らしいことだが、その影響か、 国会や政治に関するBuzzfeedの記事が減っているのは残念 だ」と、 2/6の投稿 で書いた。今もその傾向は変わっておらず、その見解に大きな変わりはないのだが、しかしそれと同時に、Buzzfeedが、 新型コロナウイルスに関するファクトチェック記事に力を入れていることも同時に評価 したい。

なぜ未成年キャラに微エロを織り交ぜるの?

 昨年の秋に、 日本赤十字社が献血を呼びかけるためにweb漫画とコラボで作成したポスターの図柄 が、不要に大きな胸を強調していると批判された( 2019年11/6の投稿 )。日本赤十字社は同漫画とのコラボレーションは止めずに、別のポスターを作成して公開した( 日赤「宇崎ちゃん」献血キャンペーン 謝礼品変更し第2弾開始 | NHKニュース / インターネットアーカイブ )。どう見ても、後者の方が世間一般に広く受け入れられるデザインだと感じる。

法治国家にさよなら

 昨日、 事実上の独裁宣言を日本の首相が行った 。と書くと、多くの人は「お前は何を言っているんだ?」と思うだろう。それもある意味仕方がない。何故なら、それを多くのメディアが伝えていないからだ。人間には認知バイアスがある為、都合の悪いことを過小評価する傾向もある。   「メディアが報じない○○」というのは、デマやフェイクニュースの一丁目一番地 だとこれまで言いきってきたが、このところ、というか昨夏からしばしば批判しているように、最近のテレビ報道を見ていると全然そうとは言えない状況にある。流行している新型コロナウイルスに関連して大小様々なデマが飛び交っているが、デマが飛び交う背景には、政府が頻繁に捏造改竄隠蔽を行うことや、メディアの報道がバランス感覚に欠けている、ということもありそうだ。

新型コロナウイルスをめぐる、政府とTV報道への不信感 後編

 タイトル通り、この投稿は 昨日の投稿 の「後編」ではあるが、同じテーマについて書いているだけなので、前編を読まなくても理解に困るようなことはない。但し、何故自分が政府とTV報道に不信感をもっているのか、については前編を読んでもらうとより分かり易い。

新型コロナウイルスをめぐる、政府とTV報道への不信感 前編

 自分が育った横浜市には、日本最大にしてアジア最大とも言われている、世界でも有数の規模を誇る中華街がある。また、中華街の最寄り駅の1つである関内駅周辺には、新大久保や川崎のそれには及ばない規模ではあるが、韓国人街もある。横浜は近代日本において最初に開港した港の1つであり、関内の由来も、その際に設けられた外国人居留地が関内居留地と呼ばれていたことによる( 関内 - Wikipedia )。

NHKならぬ、JPNをぶっこわ~す

 「 壊す 」を表す英単語には Break / Destroy / Demolish などがある。何が違うんだろう、と調べてみたところ、Break は3つの中で最も規模の小さな破壊というニュアンスで、Destroy は 破壊しつくす、完全に破壊する、取り返しのつかない状態にする、のような、Breakよりも規模の大きな破壊を意味するそうだ。Demolishは主に強固な建造物の破壊などに用いられる表現で、Destroyとほぼ同様の意味合いだそうだが、Destroyよりもかしこまった印象らしい。 Unsplash など画像サイトでそれぞれの単語で検索してみると違いが感じられる。

バイアス

 現在乗用車に用いられるタイヤの殆どはラジアルタイヤだが、1960年代以前はバイアスタイヤが主流だった。バイアスタイヤとラジアルタイヤの違いについては、タイヤブランド・グッドイヤーが「 ラジアル構造とバイアス構造|タイヤの知識|日本グッドイヤー 公式サイト 」で詳しく解説している。また、乗用車向けタイヤの主流がバイアスタイヤからラジアルタイヤへ変化した経緯については「 タイヤ――命を乗せる働き者(1895年) | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO 」が分かり易い。

都合のよい「全員団結」と同調圧力の闇

 「 全員団結 」というスローガンを掲げた オリンピックのキャンペーン が、先月燃えた( 「心をひとつに、全員団結!」炎上した五輪キャンペーンとそっくり? 戦時下“動員ポエム”の世界 | 文春オンライン )。ただ、こんな同調圧力は日本中に転がっている。たとえば学校では、「クラスみんな仲良く」とか「全員参加」があたかも絶対的に正しいことかのように求められることも決して珍しくない。勿論、全ての級友を尊重することを教える必要はあるが、無理矢理仲良くなる必要はない。必要なのはあくまでも尊重だ。

非健常者を障害者にするのは…

 Android/アンドロイドで検索すると、最初の数ページはGoogle製スマートフォン/タブレット端末向けOSに関する結果しか出てこない。しかし元来 アンドロイドとは人造人間/人型ロボット を指す。 アンドロイド(あんどろいど)とは - コトバンク によると、初めてアンドロイドという表現を用いたのは、1886年に発表されたフランスの小説「未来のイブ」らしい( 未来のイブ(みらいのイブ)とは - コトバンク )。

「レッテル貼りをしている」というレッテル貼り

 国民民主党の岸本議員が「国会内の牛丼チェーン店の 牛丼は、健康には悪い が安くて美味しいのでよく食べる」という趣旨のSNS投稿をして批判を浴びている( 牛丼は「健康に悪い」ツイート物議 国民・岸本周平議員「不快な思いさせた」、玉木代表も謝罪 : J-CASTニュース )。コーラを飲むと骨が溶けるレベルのいい加減なレッテル貼りだ。なぜこんなバカげたことを国会議員がしてしまうのか。「 東京・朝日などに「花丸」、産経「論外」、他紙は... 立憲・安住氏は新聞をどう「採点」した? : J-CASTニュース 」もだが、 野党議員がわざわざ、政権支持理由トップの「他より良さそう」に信憑性を持たせようとしている ようで残念過ぎる。

虚しいおもてなしの国

  国会での首相の出鱈目な答弁を聞いていると虚しくなる 。  よくもあんなにもいい加減なことを恥ずかし気もなく、しかも一言一句記録に残る場で発言できるものだ。彼には羞恥心がないのだろうか。こんな男が我が国のトップかと思えば更に虚しくなる。この男と椅子を並べている大臣ら、この男を総裁に担いでいる政党の所属議員・党員はなぜ恥ずかしくないのだろうか。官房長官記者会見も同様にいい加減な話ばかりで虚しい。

リツイートすることは肯定か否か

 ツイッター上で他人のツイートに対して反応を示す機能 「お気に入り/Favorite」が、「いいね/Like」に置き換えられた のは2015年11月のことだった。「 Twitterの星(お気に入り)がハート(いいね)に変更 「星を返せ」「用途が限定的になる」と反対意見目立つ - ねとらぼ 」でも指摘が紹介されているように、それまでは肯定でも否定でもないニュートラルなブックマーク的な解釈もできる機能の名称だったが、ほぼ肯定の意思表示をする為の機能に変化した。

「テレビは」「メディアは」という批判について

 「 テレビはオワコン 」という批判について、昨年・2019年の夏までは否定的な認識を持っていた。テレビと一口に言っても様々なスタンスの局・番組があるのに、それを全てひっくるめてテレビとし、批判するのは余りにも雑だ、と思っていたからだ。しかし一方で、NHK報道、特に政治報道に対する不信感はそれよりも前から感じていて、自分のツイッターアカウントの トップに固定しているツイート でも示しているように、NHKにも様々なスタンスの番組があるものの、報道はNHKの根幹をなす要素の1つで、それが危機的な状況であるなら、「最早NHKは信用に値しない」と言ってもよいのではないか?とも思っていた。

物価は上がるのに賃金は上がらない

 ディズニーランド/ディズニーシーの1デーパスポートが、2020年4/1から8200円に値上げされるそうだ( 1デーパスは8千円、年パスは約10万円に。ディズニー、4月以降の入園料を値上げへ BuzzFeed Japan )。2019年10月にも7400円から7500円へ100円値上げされたが、それは消費税増税に伴う値上げであり、実質的な値上げとしては2016年4月以来だ。

「ブーメランつっこみ」というレッテル貼り

 新品のエンジンオイルと蜂蜜の質感はとても良く似ている。「蜂蜜」というラベルを貼り付けたガラス製の容器に新品のエンジンオイルを入れて並べておけば、多くの人は、容器に入っているのは蜂蜜だと勘違いして手に取るだろう。これが所謂「 レッテル貼り 」である。ラベル/Labelは英語でレッテル/Letterはオランダ語に由来する外来語だ。但し、英語のラベルに該当するオランダ語はエイチケット/Etikettであり、本来レッテルは英語のレター、つまり日本語の「文字」を意味する。

過ちを認められないのは、政府与党だけでなく立民も同じか

  批判と中傷の区別がつかない人 がSNSを中心に大勢いる。分別の充分でない未成年者ならある程度仕方ないとも思うが、大人にも大勢いるし、テレビなどマスメディアで、コメンテーターや有識者のような立場で主張を繰り広げる人や、弁護士、政治家、国会議員などの肩書を持つ人にも、その類の人が決して少なくない。何度書いたか分からないが、そんな状態で子どもがいじめを止める筈がない。