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9月, 2019の投稿を表示しています
 

かつてない程世界を動かした総理大臣の国連総会演説にしては…

 千葉を始めとした関東各地が台風被害に苦しむ中、災害対応そっちのけで組閣された内閣( 9/11の投稿 )の新文科大臣・萩生田氏は、6/25の衆院本会議で行った内閣不信任決議案に反対する演説(演説当時は自民党幹事長代行)の中で、 これだけ世界を動かした総理大臣が、かつていたでしょうか? と安倍首相を最大級に称賛して見せた。その演説内容への違和感については、 6/28の投稿 で書いたので割愛する。そして約3ヶ月後のここに来て再び、その演説内容、「安倍氏はかつてない程世界を動かした総理大臣」という話の違和感が強調されることになってしまった。

日本の警察にも、差別的な認識を持つ者が少なからずいる

 写真家の相澤 義和さんの ツイート が気になった。新宿で 警察官に職務質問され、「仕事は何をしているの?」と聞かれ写真家だと答えたら、「そんなちっちゃなカメラで?」と返された そう。確かにカメラの大小、つまり高額なカメラを持っているかどうかで写真家の良し悪しを判断する人というのは一定数いる。知り合いのカメラマンが言うには、駆け出しの頃(5-6年前)にコネで格安にて撮影をして欲しいと依頼され、ミラーレスを持って現場に行くと、「大きいカメラないの?じゃぁいいや」とドタキャンされたらしい。勿論フルサイズ一眼じゃないとダメなんて話は聞いていなかったそう。  撮影を依頼したカメラマンが、20年以上前の100万画素にも満たないセンサーのコンパクトデジタルカメラしか持ってこなかったら、「え?この人大丈夫?」と思われるのも当然かもしれない。しかし、相澤さんが持っていたのはリコーのGRらしい。GRシリーズはフィルム時代から定評のある高品質コンパクトカメラの代表格だ(Wikipedia: リコーのカメラ製品一覧#リコーR/GRシリーズ / リコー・GRデジタルシリーズ )。

原子力マネー、政治、賄賂、癒着

  関西電力の経営陣20人が、原発立地自治体の福井県高浜町の助役から3億2000万円もの金品を受け取っていた ことが発覚した。「 関電会長ら3.2億円受領=福井・高浜町元助役から-「原発マネー」還流か:時事ドットコム 」は、元助役が原発関連工事に絡んで得た資金などを7年にわたり提供していたとし、「原発マネー」が関電側に還流していた疑いもあると書いている。  現在の関電社長の岩根氏は、記者会見で自身も社長就任時に「お祝い」として高価な物品を受け取ったことを認めたが、「トップとして経営責任を果たしたい」と辞任は否定したそうだ。自分が社長を続けることで原発再稼働に対するイメージを悪化させたいということだろうか。

現在の日本は、民主主義/自由主義崩壊前夜かもしれない

 「 前夜 」と聞いて、あなたはどのようなことを連想するだろうか。条件なしにそのように聞かれたら、自分は「物事が良くなる直前」を連想する。前夜の後には必ず夜明けがくるし、前夜祭は楽しいイベントの先取り・前祝いのようなものだし、概ねポジティブなニュアンスを連想する。  しかし夜明けが必ずポジティブとは限らない。明けなかった方がよい夜もあるのでネガティブな前夜も有り得る。例えばナチス政権成立前夜、太平洋戦争開戦前夜など「悪いことの直前」という場合にも前夜という表現は用いられる。つまりポジティブな前夜もあればネガティブな前夜もある。前夜とは単に○○の直前という意味で、「 前夜(ゼンヤ)とは - コトバンク 」でも概ねそのように解説されている。  現在の日本は、民主主義/自由主義崩壊前夜かもしれない

”隠れ”停電ではなく”見落とした”停電、常態化する矮小化

  9/11の投稿 でも書いたように、9/9に関東に上陸した台風15号は各地にその爪痕を残した。特に直撃を受けた千葉・房総半島での被害が大きく、50万戸を超える規模の停電も発生した。当初は数日で停電が解消するという見通しが示されていたが、復旧作業は難航し、台風上陸から2週間以上が経過した9/24、東京電力の関連会社で復旧作業を行っていた東電パワーグリッドが停電ゼロ・つまり停電の解消を宣言した。しかしその後、東電本体が、倒木や道路の陥没などで復旧困難な地点が県内にまだ26カ所(190戸)あると発表し、実際は停電がゼロにはなっていないことが明らかになる、ということがあった( 千葉の停電「ゼロ」 その後「復旧困難26カ所」なぜ? [台風15号支援通信]:朝日新聞デジタル )。

Aマッソのネタが漂白剤でなく日焼け止めだったら

  お笑い芸人・ Aマッソ が、ネタの中で差別的な表現を行った という話が話題になっている。BuzzFeed Japan「 「大坂なおみに必要なものは?」「漂白剤」人気芸人のネタに批判殺到 事務所は「配慮に欠く」と謝罪 」によると、9/22に開催されたイベント「思い出野郎Aチーム presents ウルトラ“フリー”ソウルピクニック」で披露した漫才ネタの中に、「大坂なおみに必要なものは?」「漂白剤。あの人日焼けしすぎやろ!」という掛け合いがあったそう。この掛け合いは「質問に対して薬局にあるもので答える」という漫才の中で行われたそうだ。  BuzzFeed Japanの記事の見出しの通り、Aマッソが所属する ワタナベ・エンターテインメントとAマッソ本人 、イベントの冠になっている音楽グループ・ 思い出野郎Aチーム が既にこの件に関する謝罪を表明している。

Sexyってどういう意味?

 国連総会に合わせて開催される、温暖化対策サミットに出席する為にニューヨークを訪れている、千葉を始めとした関東各地が台風被害に苦しむ中、災害対応そっちのけで組閣された新内閣の環境大臣・小泉 進次郎氏。イギリスの国際的な通信社・ロイターが、  Make climate fight 'sexy,' says Japan's new environment minister という見出しで彼に関する 記事 を掲載し、国際的にもだが、特に日本で波紋が広がっている。この見出しは日本語にすると、「 「気候変動対策を”セクシーに”する」、日本の新しい環境大臣 」だ。厳密には、彼は  In politics there are so many issues, sometimes boring. On tackling such a big-scale issue like climate change, it’s got to be fun, it’s got to be cool. It’s got to be sexy too,  政治には非常に多くの問題があり、時には退屈です。 気候変動のような大規模な問題に取り組む際は、それは楽しくなければならず、クールでなければなりません。 さらに”セクシー”でなければなりません と発言した。

アフリカ豚コレラ感染拡大への対応の妥当性

  アフリカ豚コレラの被害が拡大 している。その名の通り、元はサハラ砂漠よりも南のアフリカで発生した、ダニなどが媒介して豚などに広がる伝染病だった( Wikipedia )。これまでアジアでは確認されていなかったが、ヨーロッパ/ロシアを経由し、2018年8月に中国でも初めて確認され、2018年11月までだけでも数十万頭が殺処分された( 中国でアフリカ豚コレラ感染拡大、計60万頭超殺処分 北京でも 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News )。日本でも2018年9月に岐阜で確認されて以来、野生の猪などが介したと思われる感染が拡大しつつある( 豚コレラについて:農林水産省 )。日本でも、感染が確認された養豚場では全頭殺処分が行われている。

「知らなかった」で済めば警察はいらない

 千葉を始めとした関東各地が台風被害に苦しむ中、災害対応そっちのけで発表された国務大臣・与党自民党幹部の新たな人事( 9/11の投稿 )。その新?内閣の面々については、これまでにも、オリンピック担当大臣が「旭日旗をオリンピック応援に用いるのは問題ない」という見解を示したこと( 9/13の投稿 )、国家公安委員長や科学技術担当大臣らと反社会的勢力との関係疑惑( 9/15の投稿 )、防衛大臣・環境大臣・復興担当大臣らが、都合の悪い質問に対して「所管外」として応じない件( 9/16の投稿 )、環境大臣が「具体的」という言葉を無視し、質問に全く答えないどころか発言の趣旨があるのかすら分からないような返答を示した件( 9/18の投稿 )など、たった2週間で既に複数の疑惑/不適切な対応が露呈している。  そして、この週末は新たに 違法な献金に関する疑惑 が浮上した。しかも2人もだ。

国の原発政策「絶対的な安全性の確保までを前提としておらず」?

 9/19、東京電力福島第一原発事故に関する裁判の判決が言い渡された。 東京地裁は当時の東電幹部ら3人を無罪とした 。  東京電力福島第一原発事故に関する裁判はこれに限らず複数行われており、この裁判は当時の東電幹部らの刑事責任を問う裁判だ。この裁判の発端は、被災者や弁護士が募ったおよそ1万人が、東京地検へ東電幹部らの責任を問う告訴を行ったことに始まる。しかし地検は「東日本大震災クラスの津波が原発を襲うことは予見不可能」として、2013年に不起訴処分とした。被災者や弁護士らはこれを不服として検察審査会へ審査を申し立て、検察審査会は2014年に起訴相当という結論を出した。しかし検察は再び不起訴処分とし、更に再び検察審査会が起訴相当を示す事態となった。司法制度上、検察審査会が2度起訴相当を決めると、裁判所が指定する弁護士による起訴が行われることになっており、2016年にこの刑事裁判が始まった( 原発事故の責任を誰が取るのか。「市民感覚」で始まった裁判で東電元会長らに無罪判決 BuzzFeed Japan )。

差別に疎い日本人

 ツイッターのタイムラインに、「 イギリスで受けた人種差別についてリアルに語る。-平凡妻のイギリスちゃんねる~咳をしても一人~ 」というブログ投稿を紹介する、筆者の ツイート が流れてきた。タイトルの通り、 日本人である筆者がイギリスで受けたアジア人に対する差別 について書かれており、その差別は幼い子どもにも向けられる、といった内容である。  実際には当該ツイートが直接自分のタイムラインに流れてきたわけではなく、当該ツイートを引用したコメント付きリツイートが流れてきたのだが、そのツイートも「同様の経験がある」という内容だった。

子宮頸がんワクチン問題からも感じる、大手メディア・特にテレビの不甲斐なさ

 子宮頸がんを予防するためのHPVワクチン。日本でも2010年より中学1年生から高校3年生相当の女子が無料(もしくは低額)で接種を受けられる制度が始まったが、2013年4月に、異常行動などの副反応の懸念を理由に、国は積極的勧奨を中止して現在に至っている。国は積極的勧奨はしないという姿勢であるものの、制度自体を廃したわけではなく、制度自体は続けられている。但し、2019年9月の時点では、無料で接種が受けられる対象者は高校1年生までの女性となっており、対象を外れると費用は自己負担となる(3回の接種が必要で、合計で4-5万円程度)。  国が積極的勧奨を中止した大きな理由の1つである副反応への懸念については、2013年初頭にメディアでも大きく取り上げられていた。しかし、WHO:世界保健機関は同年7月に、「 日本が報告する慢性疼痛の症例は、同様の徴候が他国で認められないことにより、2013年時点ではHPVワクチンを原因として疑う根拠に乏しい 」という見解を示し( HPVワクチンの安全性に関するWHOの公式声明 | 子宮頸がん征圧をめざす専門家会議のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー )、日本政府の方針を疑問視している。

大阪湾は大阪市のもの? 原発事故による処理水に関連して

 福島第一原発事故により、今も続く放射性物質による地下水等の汚染。汚染水は放射性物質の多くを取り除く処理を行っている。しかし全ての放射性物質を取り除くことは出来ないので処理水として扱われる。事故原発周辺には処理水を保存する為のタンクが所狭しと並んでいる。「 東京新聞:処理水タンク、22年夏限界 東電試算 福島第一増量は困難:社会(TOKYO Web) 」によると、保管量は2019年7月末の時点でおよそ110万トン、そして1日毎に約150トン前後増えているらしい。この処理水について今後どのように対応するかは、これまでもしばしば話題になってきた。  先週、台風15号による災害への対応そっちのけで、現政府の大臣入れ替えが行われたが、前環境大臣・原田氏は退任間際に増え続ける処理水について、「 所管は外れるが、思い切って放出して、希釈するほかにあまり選択肢はない。それしか方法がないなというのが私の印象だ 」と発言した。それを前提に、新たに環境大臣に就いた小泉氏が「(汚染水・海洋放出の是非については) 所管は環境省ではありません。あれは経産省の小委員会で議論されている過程のこと 」などと、なんとも無責任な発言したことについては、 9/16の投稿 で触れた。

ネット・携帯・SNSは生活必需品?

 このブログを書き始めたのは2017年1月だった。最初期にノロウイルスに感染して寝込み、5日程度休んだことがあったが、それ以降は毎日1本投稿を書き続けており、後1か月弱で1000本の投稿に達する。元々文章を書くのは嫌いではなかったし、公開して恥ずかしくない程度の文章は書けると思っていたのだが、今、当初の投稿を見ると結構恥ずかしくなる。今書いているこの投稿も恐らく、数年後に見れば同じ気分になるんだろう。自分はそのようなタイプの人間だ。  Gigazineに「 SNSを1年やめてみて何が変わったのか、という実際の記録 」という記事が掲載されていた。この記事は「 SNSが人のメンタルに悪影響を及ぼしている……という研究結果やニュースはそこかしこに存在します 」という書き出しで始まる。記事をかいつまんで紹介すると、「SNSをやめて100万ドルの価値があるスタートアップを創設することができました」とかいう話もあるが、「100万ドルの会社を立ち上げる」のような劇的なことは起こらなかったものの、 SNS断ちによって生活の質を大きく向上させることはできた 、という内容だ。

不条理な縦割り行政を恥じない新閣僚の面々

 前外務大臣/現防衛大臣の 河野 太郎氏は「誰かに似ている」 と以前から思っていたのだが、それが誰なのか分からなかった。先日友人とその話になり、「くしゃおじさんでしょ?」と言われて「ああそうか」と納得させられた。 クシャおじさん とは、1970年代にテレビなどで活躍した、顔をクシャっとさせる一発芸を披露していた浪曲師なのだそう( クシャおじさん - Wikipedia )。自分はリアルタイム世代ではないのだが、何故かその記憶があった。  それを聞いていた別の友人が「クシャおじさんに似てるなんて失礼なことは言わない方がいいのでは?」のようなことを言ってきた。「クシャおじさんに似ている」は何がどう失礼なのだろうか。それはクシャおじさんの容姿を嫌悪しているから生じる発想ではないのか。例えば、「河野 太郎はくしゃおじさんみたいで不細工」と言えばそれは失礼だろうが、「クシャおじさんに似ている」が失礼だというのは、それこそがクシャおじさんに対して失礼なのではないか。因みに似たような話は、2018年1/8の投稿「 「キャバ嬢みたい」は失礼? 」でも書いている。

反社会的勢力との関係性

  反社会的勢力との関係性 と言えば、よしもとの芸人らが詐欺グループの忘年会(2014年末)に事務所を通さずに出演したという事案が報じられた( 6/7の投稿 )。当初彼らは、「ギャラは受け取っていない」と説明していたが、その後対価の受け取りが発覚、芸人らがそれを公表しようとしたのに対して、よしもと側が隠蔽しようと彼らに圧力をかけたという話が、芸人らが事務所を通さずに自ら開いた会見の場で語られた( 7/21の投稿 )。そこから話は、彼ら以外の所属芸人らも巻き込み、反社会勢力との関係のみならず、よしもとの芸能事務所としての不適切さも明るみになる騒動に発展したが、事務所側の圧力・つまり芸人へのパワハラ行為については、結局有耶無耶にされてしまった。  反社会勢力との関係性はスポーツ界でも、プロ選手や日本代表級選手などの賭博への関与などが度々取り沙汰される。記憶に新しいのは、バドミントンの桃田 賢斗/田児 賢一選手の件、読売ジャイアンツ・笠原 将生/高木 京介選手らが野球賭博に関与していた件などだ。後者は他にも多数の関与が発覚し、野球界以外にも波及するかなり大きな騒動となった( 読売ジャイアンツ所属選手による野球賭博問題 - Wikipedia )。

「学校は命をかけてまで行く所ではありません」

 この投稿のタイトルは、9/12に岐阜市議会で同市教育長が述べた、いじめられている子へのメッセージだ( 「学校は命かけてまで行く所でない」教育長がメッセージ [学校がつらくなったら]:朝日新聞デジタル )。この種のメッセージには、追い詰められている者の気持ちを軽くする側面も確実にある。しかし、教育長がこのメッセージを発信していることについて、個人的には違和感もある。いじめがない社会/学校は目指すべき目標ではあるものの、いじめが全くない社会/学校などはあり得ないものでもある。また、いじめか否かの線引きは一筋縄ではいかないものだし、学校や教員・教育委員会が、常にいじめに目を光らせ、全てについて適切に対処することが出来るとは限らないので、ある程度自衛して貰うしかないことも理解する。だが、 教育長の仕事は「苦しいのに我慢して学校にいくことはない」といじめられている側に促すことよりも、誰かが我慢しなくてはならないような苦しい学校を無くすことの方が優先順位が上 だ。

健全なる精神は健全なる身体に宿るか

 千葉を始めとした関東各地が台風被害に苦しむ中、災害対応そっちのけで国務大臣・与党自民党幹部の新たな人事が発表された( 9/11の投稿 )。首相を除く19人の閣僚の内17人が入れ変えられ、13人が初めて大臣になるそうだが、暴言太郎( 9/10の投稿 )はそのまま野放しだ。  新たに大臣になった者の中には、且つてスピードスケート・自転車競技でオリンピックへ出場し、1992年のアルベールビル冬季オリンピックでは銅メダルを獲得した橋本 聖子氏もいる。彼女は1995年に政治家へ転身した現在5期目の参院議員である。今回の内閣改造で初入閣を果たし、五輪担当大臣に就任した。NHKの記事「 橋本五輪相 会場に「旭日旗」持ち込み問題ない 」によると、橋本氏は9/12の会見で、  旭日旗が政治的な宣伝になるかということに関しては、決してそういうものではないと認識している と述べたそうだ。彼女も実質的に、組織委員会と同様( 9/4の投稿 )に「旭日旗をオリンピック応援に用いることに問題はない」という認識を示したことになる。

ブスやヌードに対するネガティブイメージこそが偏見では?

 AbemaTVで毎週月曜に放送されている「 ブステレビ 」の、 9/9の放送 が放送前からツイッター上で話題になっていた。まず、同番組について軽く説明しておく必要があるだろう。2017年1月のレギュラー放送開始直前に、AbemaTVのブログ・AbemaTimesが掲載した番組紹介記事「 「ブスとは何なのか」徹底討論 おぎやはぎが“ブス”に幸せと勇気を与えるレギュラー番組が放送決定 」によると、  『おぎやはぎの「ブス」テレビ』は、昨年12月17日にAbemaTVの特別番組として放送され、 自称“ブス”たちの赤裸々なトークが人気を博した ことから、レギュラー番組として放送することが決定した。お笑いコンビ・おぎやはぎの2人がMCを務め、“ブス”をテーマに語り尽くす同番組は、毎回スタジオに登場する 容姿や性格が自称“ブス”な女性の意見や経験談を元に、“ブスとは何なのかを”徹底討論 していく。 とされている。自分は毎週同番組を見ているわけではないが、この説明の内容は、同番組の内容に沿っていると思う。

政治・有権者・メディアの間に生じる「悪循環」

  9/7の投稿 でも書いたように、先週末台風15号が日本へ接近していた。15号は9日(月曜)の夜明け前に千葉県に上陸した。非常に強い勢力のまま上陸したので、 台風15号は千葉のみならず関東地方各地に大きな影響を及ぼした 。しかし最も被害が大きかったのはやはり、直撃を受けた千葉で、直撃から既に2日となる今日(11日)もまだ停電している地域があるそうで、復旧の目途は経っていないらしい( 千葉の停電、46万戸で続く。東電「11日中の復旧見通し立たず」 木更津エリアの修理は3割にとどまる BuzzFeed Japan )。   紹介する記事が前後するが、BuzzFeed Japanは昨日・10日の午後に「 千葉県の台風被害が深刻、停電・断水続く。エアコン使えず熱中症の危険も 」という記事も掲載している。停電のみならず断水している地域もまだまだあるようだし、倒木等の影響で通行止めになっている道路も多数あるようだ。高速道路に関しては概ね通行止めが解除されたが、この投稿を書いている時点でもまだ東金道路等に通行止めの区間がある。

暴言太郎を野放しにしてよいのか

 西日本新聞によると、麻生 太郎副総理兼財務大臣が、先月行われた記者会見の中で、  西日本新聞の記者にしては、品がいい顔をしていると思った と発言したそうだ( 「西日本新聞の記者にしては、品がいい顔をしていると思った」|【西日本新聞ニュース】 )。  普段自分は、主張の異なる者、適切とは言い難い主張をする者に対しても敬称を付けて書く。それが最低限の礼儀だと思っているからだ。勿論すべて敬称なしで揃えるという表現方法もあるが、自分は前者を選んでいる。しかしこの投稿に限って、麻生と呼び捨てにする。西日本新聞の記事が誤報でなければ、そして彼のこれまでの言説を考えれば、最低限の敬意すら必要ないと感じたからだ。

著作権保護は、文化の発展を推進する為の「手段」であって「目的」ではない

 JASRACが、結婚式や披露宴などで、同社が管理する音楽や映像を複製する場合、つまり JASRACの管理楽曲/映像を演出等に用いた式の模様を撮影し、配布したり閲覧可能にしたりする行為を「複製」と見なして「包括使用料」を導入する 為の実証実験を行う、と発表したことが話題になっている( JASRACが結婚式の「包括使用料」を発表して、ネット騒然。その実態は? )。  一部で、「結婚式にJASRAC管理楽曲を用いると使用料を取られるようになる」という勘違いもあるようだが、式の演出にJASRAC管理楽曲等を用いる行為については、2002年から既に使用料が求められており、現在はホテルや結婚式場の多くがJASRACと契約し使用料を支払っている。

適材適所で選んだ内閣・党人事をなぜ毎年変更する必要があるのか?

 自公・安倍政権は2012年12月に成立して以来、およそ6年半続いており、安倍氏の首相在任期間は、2006-07の所謂第1次も含めると、日本屈指の長さになっている( 安倍首相、戦後最長の在任へ 23日、佐藤栄作と並ぶ:朝日新聞デジタル )。現政権の成立以前、2001-05年の小泉政権などの例外もあるが、日本では毎年のように首相が代わる状況が続いていた。  安倍氏は、今年6月の会見でこんなことを言った( 令和元年6月26日 安倍内閣総理大臣記者会見 | 令和元年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ )。  平成の時代、こうした課題は長く放置されてきました。決められない政治、不安定な政治の下で、 総理大臣は、毎年のようにころころと代わりました 。 とした上で、長期政権のメリットを語っている。因みに、ここでの「この課題」とは、少子高齢化対策などに関してで、彼は「教育無償化の関連法案が成立する直前、平成が終わり、新しい令和の時代が幕を開けました」と述べているのだが、 5/11の投稿 でも書いたように、無償化は全く実現出来ていない。彼は「無償化の関連法案」と述べているので明らかな嘘ではないが、彼が毛嫌いする印象操作の感が否めない。

台風の季節到来、豪雨災害に関連して

 先月に比べれば幾分暑さは収まってはいるものの、それでも日によってはまだまだジリジリ・ジメジメした暑さが残る今日この頃。暑さのハイシーズンが終わりに差し掛かると、次は台風のハイシーズンだ。 この週末も13号と15号、2つの台風が日本に接近 しており、13号はすでに朝鮮半島方面に向かっており、今後はそれ程日本への影響はないようだが 、15号に関しては、週明け頃中部から関東のあたりに上陸する恐れがある。今のところ、9/9月曜の通勤時間帯頃の上陸が予想されており、最近は事前運休などの対処がされる場合も多いが、それでも交通機関の混乱はありそうだ。

遮眼革を付けているかのような独善的思考

 つい先日、渋谷で中学校の同級生に偶然遭遇した。高校の頃までは付き合いがあった奴だが、その後は殆ど交流がない。お互いに時間に余裕があったこともあり、世間話が盛り上がって1杯やりにいくことになった。久しぶりに会った中学の同級生との話題は、やはり当時の同級生の話が多くなる。お互いに自分とは現在あまり交流のない者の情報を出し合い、「へー、ほー、あいつがね…」となる。印象的だったのは、自分達の代の生徒会長の話だった。  彼もその生徒会長(以後、会長とする)とは現在直接的な交流があるわけではないそうだが、数年前にSNSの友達申請があり、断る理由もないので承認したそうで、会長の投稿がタイムラインに流れてくる状況らしい。古い友人/知り合いと繋がるというのは、SNSの利用法としてごく自然だ。友人によると、 生徒会長がネトウヨ化している そうだ。

有効性を失いつつある表現「誤解」

  7/9の投稿 で、小田嶋 隆さんの「 バカな人たちが無思慮に乱用したおかげで、有効性を失いつつある言葉がいくつかある。「印象操作」とか。 」という ツイート を紹介し、他にも似たような話は複数あると書いた。 4/21の投稿 では、同様の理由によって、「真摯に受け止める」という表現は、慣用表現として「勘案する素振りを見せながら無視する」単に「無視する」、転じて「二枚舌を使う」という意味を持つようになった、という話を書いた。4/21の投稿では「 誤解を招いた 」についても、同様に恣意的な解釈で都合よく悪用されている表現であることを指摘した。  昨年頃迄は、「誤解を招いた」の悪用は主に政治家に見られる傾向だったが、最近は政治家だけでなく、不適切な記事や番組での表現等を指摘されたメディアまでもが用い始めたことを、 9/3の投稿 で書いた。本来権力を監視し、不備を指摘するのがメディアの大きな役割の一つの筈なのに、政治家の不適切な言い逃れと同じ表現手法を用いる。このままでは、親や先生に叱られた子どもが、「誤解を招いた。指摘は真摯に受け止める」と受け流すようになる日もそう遠くはない。政治家やメディアがそれをやっていて、その不適切さを見逃すようであれば、そんなことを言う子どもを大人が叱ったところで説得力はない。子どもは大人の写し鏡だ。

旭日旗は今も軍旗。軍旗は五輪に相応しいのか

 韓国国会・文化体育観光委員会が、旭日旗のオリンピック競技会場への持ち込み禁止措置を組織委へ求める決議を採択したことを受けて、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、  旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えており、持ち込み禁止品とすることは想定していない という見解を示したそうだ( 五輪、旭日旗の持ち込み禁止せず 韓国側の決議に組織委が方針 | 共同通信 )。  数日前には「 東京パラメダルデザイン “旭日旗想起”と韓国団体 TBS NEWS 」という報道もあった。パラリンピックのメダルには扇をモチーフにした放射線状のデザインが施されているのだが、流石にそれが旭日旗を連想させ不適当ということになると、例えば、北マケドニア(旧称マケドニア・ Wikipedia )の国旗は当該メダル以上に旭日旗に近いデザインで、旭日旗を想起させる為不適切で、東京オリンピック/パラリンピックに持ち込むべきでないとか、マケドニアは国旗を変えろ、みたいな話にもなりかねず、メダルの件に関しては韓国側の過剰反応と言ってもよさそうだ。

政府を妄信する有権者 + 適切な批判の出来ないメディア = カルト化する死にかけの日本

 両親と一緒に墓参りをした記憶がない。恐らく、記憶がないのではなく実際に行ったことがない。厳密に言えば、成人後まもなく祖父が他界し、1周忌の法事だけはあったので、その1回の記憶だけはある。 生まれてからその時まで自分の家の墓がどこにあるのかさえ知らなかった。その所為か自分は殆ど宗教には興味がなく、観光でお寺や神社に行くとしても、それは美術的な興味で行くだけだ。お参りをしているという感覚は当然皆無だし、信仰によって願いが成就するという認識が全くないので、手を合わせることも、連れがいる場合に付き合いですることはあるが、1人ではやらない。  小学校の頃まで夏休みを母方の田舎で過ごすことが多かった。両親は殆ど宗教に関心がなかったが、母方の祖母は毎朝仏壇の前に座ってお経をあげる人だった。母が宗教について殆ど話さなかったし、母方の田舎は遠かったので母方の家の法事にも顔を出したことはなく、どんな宗派かもよく知らないが、祖母は「南無妙法蓮華経」と連呼していたので、恐らく天台宗か日蓮宗系だったのだろう。

戦争はゲームじゃない、実際の戦争は確実に人が死ぬ

 日本では、ポツダム宣言受諾を公表した日・玉音放送で天皇が「戦争をこれ以上続けない」と述べた日、つまり8/15が終戦の日とされている。しかし国際的には、太平洋戦争の終結は、大日本帝国政府の代表・重光 葵外務大臣とマッカーサー連合国最高司令官が、東京湾の戦艦ミズーリ艦上で連合国に対する降伏文書(ポツダム宣言)に調印し、それが調印と同時に発効した9/2とされている。 日本では9/2は何でもない日だが、国外では9/2を「対日戦勝記念日」としている 場合が多い( Wikipedia )。  この終戦・日本の敗戦に関する日本と諸外国の18日間の認識の差は、北方領土問題について日露間の主張が食い違う理由の一つにもなっている。その北方領土について、丸山 穂高議員が「戦争しないとどうしようもなくないですか?」と、北方領土は戦争しなければ取り返せない、という趣旨の発言をしたことは記憶に新しい( 5/14の投稿 、 5/16の投稿 )。その丸山氏は、当時「配慮が足りなかった」という反省の弁を示していたにもかかわらず、8/31に再び「竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」とツイートした。

香港情勢から考えるべき2つのこと

  6月から毎週末続く香港のデモ・抗議活動 。 6/10の投稿 でも書いたように、香港議会で検討された、容疑者の身柄を中国本土へ移送できるようにする「逃亡犯条例改正案」への抗議がその発端だ。香港政府の林鄭 月娥(キャリー ラム)行政長官は、これまでに何度か条例改正案の失効を口にしているが( 逃亡犯条例の改正、事実上廃案=撤回や辞任は言及せず-香港長官:時事ドットコム 6/18 / 逃亡犯条例「改正案は死んだ」=反対派は抗議継続-香港:時事ドットコム 7/9 )、完全な撤回について言及しておらず、再検討が危惧されるとして、香港市民の抗議が毎週続いている状況である。  この週末もデモが予定されていたが、不可解にもこのタイミングで、2014年に起きた普通選挙を求めた反政府デモ「雨傘運動」を主導した学生団体の当時のリーダーらが逮捕され( 香港、民主活動家ら相次ぎ逮捕=「緊急条例」示唆も-デモ隊、さらに先鋭化の恐れ:時事ドットコム )、また 当局が許可しなかったこともあってデモを計画していた団体は中止を発表したが、結局それでも自主的なデモ活動が起こり、この週末も各所で抗議活動が行われた ( 香港、無許可で大規模デモ=一部過激化、警官隊は催涙弾:時事ドットコム )。