TBSニュース「 「GAFA問題」 アマゾンなど本格調査へ 」によると、公正取引委員会は2/27からインターネット通販を行う企業を対象にした本格的な調査を始めるそうだ。自分はこのニュースを見て違和感を覚えた。日産前会長のカルロス ゴーン氏は証拠隠滅の恐れなどを理由に今も勾留されたままだ。この公正な取引に関する調査についても、調査を行う前に「調査をします」と公言すれば、各企業で証拠隠滅が行われるかもしれないと思わないのだろうか。 また「GAFA問題」と、Google、Apple、Facebook、Amazon だけが調査を受けるかのような表現も適切でない。今回の調査の標的がそれらの企業であることには違いはないのだろうが、記事でも触れているように、ヤフージャパンや楽天などに対しても調査が行われる。案件の名付け方が正確ではなく、恣意的だと思えてならない。自分には、記事の内容にそぐわない、若しくは事実と乖離したような、過激な見出しで読み手・受け手の興味を煽ろうとする、粗悪なまとめサイトが用いる手法と団栗の背比べに見えてしまった。例えば日経新聞は、「 公取委、ネット通販大手を一斉調査 アマゾンや楽天 ポイント還元巡り 」という見出しで報じている。