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投稿

12月, 2019の投稿を表示しています
 

ボーダーライン・境界線

 「 人為的国境 」という表現がある。人為的国境とは自然的国境と対をなす表現で、川や山など自然物による国境線ではない、地形と関係なく引かれた国境線を指す( 国境#位置を規定する根拠 - Wikipedia )。緯線や経線を基準とするなど直線的な国境はその最たる例だ。しかしそもそも、国という概念は人間だけに通用するもので、他の動物は国境など全く意識していない。つまり地形に沿った国境も、というか国境は全て「人為的」なものである。

NHKの安倍首相に言い訳をさせる特番

 昨夜のNHKスペシャルは「 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 最長政権 その光と影 」というタイトルだった。自分は、今年の3月に投稿した「 NHKの報道は大本営発表を伝えるだけの政府広報機関に成り下がったとしか思えない 」という文を含む ツイート を、自分のページの最上位に表示される固定ツイートに設定している。現時点のNHK政治報道は、当時に比べれば幾分政府広報感は改善されているようにも思うが、その印象は概ね払拭できたと言えるか?と問われれば、全くそんなことはない。つまり、昨日のNHKスペシャルの内容にも、見る前から期待感など全くなく、NHKがどんな番組に仕上げるのか、という点にしか殆ど興味はなかった。

プロ・専門家・エキスパート

 今やドリフト競技は、FIA/国際自動車連盟が公認する世界大会が行われるまでになった( FIA Intercontinental Drifting Cup 2019 | FIA公認 国際格式ドリフト競技会 2019 )。ヨーロッパやアメリカなどでも盛んに競技が行われており、競技団体は大小数え切れない程である。しかしドリフト競技は、モータースポーツとしてはかなり新しい競技であり、その歴史はまだ20年に満たない。つまり 20年前に「ドリフトのプロ」は存在していなかった 。

ネット上での実名と匿名の差

 タレントや知識人等メディアに露出する機会の多い人達が、「 匿名で言いたい事だけ言ってんじゃねーよ 」という趣旨のSNS投稿をしているのをしばしば見かける。公に顔と名前を露出して主張をする彼らに対して、ネット上で、攻撃的な、若しくは心無い言葉を浴びせる者が決して少なくない現在の状況を考えれば、彼らがその様に言いたくなるのもよく分かる。当然だと思う。

何事にも一長一短があり、給食も決して万能ではない

  給食は地域・世代間のギャップが大きい 。牛乳だけを見ても、脱脂粉乳、瓶、三角パック、四角パック、小型ゲーブルトップ(日本で主流の市販牛乳の紙パック型)など様々だ。自分が小学生だった頃はパンが殆どで、米は月に数回しか出なかったが、いくつかの自治体の献立表を確認してみたところ、今は米の方がパンより多い。自分より上の世代では給食に米が出ることなどなかった、という話も聞く。

安倍/菅=口だけ達者/口だけ番長

 「 Horrible Bosses 」という映画が2011年に公開され、日本では「 モンスター上司 」という邦題が与えられた。上司によるハラスメントに悩まされる3人の男性が奮闘する姿を描いたブラックユーモアに溢れるコメディ映画で、続編( モンスター上司2 - Wikipedia )も製作されている。  トップ画像に用いたビックリマンシール風のイラストには、それらの映画との直接的な関係性はない。このイラストは、三条 雅美さんによる@ITでの、2014年の連載企画・ モンスター上司図鑑 から拝借した。 説明するまでもなく、ハラスメントフルな上司の典型的な例を紹介する企画だ。

「60」を隠そうと躍起になる政府の姿から連想したAKIRAの1シーン

  AKIRA は大友 克洋さんの代表作で、日本を代表するマンガ/アニメの一つであり、国外における、 日本のアニメーション=クール というイメージが生まれるきっかけになった作品だ。マンガの連載開始は1982年、アニメ映画が公開されたのは1988年なのだが、今も作品に古臭さは感じられない。2019年の7月には、新たなアニメプロジェクトが進行中であることが発表された( 「AKIRA」新アニメ化!新作長編SFも製作、大友克洋がAnime Expoで発表(動画あり) - 映画ナタリー )。

「ダメ。ゼッタイ。」の主語は「違法薬物は」ではなく「違法合法に関わらず濫用は」である。

 自分にとって、スポーツ観戦と言えば専らモータースポーツだ。日本で主流のモータースポーツと言えばサーキットを周回するロードレースだが、4輪にはラリー、2輪にはモトクロスやエンデュランスなどオフロードでのレースもある。また、4輪/2輪ともに、1/4マイルの直線の速さを競うドラッグレースもあるが、日本ではあまり人気がなく、テレビではCSですら取り上げられないし、ネット中継さえ殆ど行われていない。

他者との精神的なつながりを大事にする

 日本で最初に流行ったSNSと言えば mixi だろう。mixiが登場したのは2004年で、自分も以前は使っていた。今でもアカウントは残っているが、パスワードを失念してしまい、登録に使ったのが現在既に使用していない携帯電話キャリアメールアドレスなので、ログインできないまま放置している。なので今のmixiの状況はよく知らないが、サービスが始まった当時のmixiは、他にもあった日記サイトと大して変わらなかった。

「お答えを控える」を多用し、公文書を公開しない、そもそも残さない政権が支持される、という「悪夢」

 「 お答えは控える 」は、安倍首相や官房長官、そして彼らによって選ばれた大臣、そのサポート役の官僚らが、都合の悪い質問をされた際に用いる常套句と化している。最早説明責任を全く無視し、放棄していると言っても過言ではない状態だ。 そうやって聞かれたことに向き合わないくせに、会見や答弁の場を設けた回数や時間などを根拠に「充分に説明している」と、本人たちだけでなく、本来行政を監視する立場である筈の与党までもがそう言っているのだから更に性質が悪い。 投げかけられた質問に向き合わずに答弁や説明を拒んでいたら、何度会見を行おうが、どれだけ議論の時間を設けようが説明責任を果たしたことにはならない 。  従って、しばしば耳にする「いつまで○○をやってるんだ」という批判も、全く合理性に欠けている。答えるべき・説明するべきことを充分に答えて・説明していないのだから、答えるまで・説明するまで追求されて当然である。

巻き添え / とばっちり / 連帯責任

 コラテラルダメージは、2002年に公開されたアーノルド シュワルツェネッガーさん主演の映画だ。テロ事件等を題材にしたアクション映画なのだが、この投稿は映画に関して書くわけではないので、あらすじ等は コラテラル・ダメージ - Wikipedia で確認して欲しい。  Collateral は「付帯的な・二次的な」という意味で、Damage は「被害」という意味だ。この映画のタイトル、 Collateral Damage/コラテラルダメージ は「巻き添えによる被害」 のような意味である。軍事用語としては、 戦闘における民間人の被害、やむを得ない犠牲を指すそうで、「仕方ない被害・必要な犠牲」というニュアンスを演出する為に用いられる言い回しなのだそうだ( 巻き添え被害 - Wikipedia )。

絶望的 / 見るに堪えない / 聞くに堪えない

 2010年代初頭に、色々な場所、他の人が選ばなそうな場所でうつ伏せになった写真を、SNS等へ投稿するのが流行った。これは Planking/プランキング と呼ばれ、日本語版ウィキペディアでは「 死体ごっこ 」と訳してある。Plank/プランクとは「木の板」のことで、うつ伏せになるポーズが木の板っぽいことに由来しているようだ。因みに l が r に変わってPrankだと、いたずら・悪ふざけ等の意になる。公共空間でのプランキングはいたずら・悪ふざけっぽくもあるが、あくまでもPrankingではなくPlankingである。

インターミッション・途中休憩

  インターミッション/Intermission とは、上映時間の長い映画の途中に制作者が設ける「途中休憩」のことだ。1974年公開の「ゴッドファーザー2」も3時間20分の上映時間で、2時間を超えたあたりにインターミッションがある。  自分がインターミッションの存在を知ったのは、映画ではなく漫画でだった。通常漫画は1つの巻の中も数話に区切られているし、トイレ休憩が必要なわけでもないし、インターミッションを設定する必要はない。読んだ漫画の中でインターミッションが取り上げられていたので知った、というわけでもない。自分が初めてインターミッションを知ったのは、機動警察パトレイバーの3巻に収録されている話の、「閑話休題」と書いて「いんたーみっしょん」と読ませるタイトルだった。

充分な議論が出来なかったのは、野党が森友加計問題を追求したから?

 以前から様々な指摘があったにもかかわらず、政府/文科省が強引に推し進め、2020年度から導入しようとしていた、大学入学共通テストで英語の民間試験を活用する制度は、 10/30の投稿 でも書いたように、萩生田文科大臣の「 自分の身の丈に合わせて(試験を受ければよい) 」という発言によって、更に注目が集まって批判が高まり、11/1に導入の延期が発表されるに至った( 英語民間試験の導入延期=24年度に新制度実施-「ご迷惑掛けた」萩生田文科相謝罪:時事ドットコム )。  2020年度の大学入試共通テストでは、英語民間試験だけでなく国語と数学の試験で記述式問題が導入される予定だったが、これについても様々な指摘があった。萩生田氏は、採点ミスが生じる懸念に関しても、「 採点ミスをゼロにすることは難しい 」などと、導入が既に決定している制度の担当大臣として、あまりにも無責任な発言をしていた( 文科大臣「ミスゼロは難しい」 記述式問題の採点 テレ朝ニュース )。

悪夢の民主党政権 と クリスマス前の悪夢

 今日の投稿のトップ画像は、課金にも広告にも頼らず収益を増やせる方法として、新たなプロジェクト「Unsplash for Brands」を始めたことでも話題の( 課金にも広告にも頼らず収益を増やせる方法として無料画像サイト「Unsplash」が開始した「Unsplash for Brands」はどんな内容なのか? - GIGAZINE )、写真素材サイト・ Unsplash でNightmareで検索した結果から選んだ1枚だ。なぜ Nightmare/悪夢 で検索したのかは、読み進めて貰えれば分かる。  この写真に写っているのは、1993年に公開されたストップモーションアニメ映画・The Nightmare Before Christmas に登場するキャラクターの、ジャック スケリントンだ( ナイトメアー・ビフォア・クリスマス - Wikipedia )。

何も考えるな、何も聞くな、無心に税金を納め、私たちに投票しろ

 毎週末、大体どこかの世論調査が行われていて、日曜の夜か月曜の朝には何かしらの調査結果が報じられる。昨日は共同通信の世論調査が行われたようで、昨日の夜頃から「 内閣支持率42%、不支持が逆転 昨年12月以来、共同通信調査 | 共同通信 」という話が話題になっていた。反応の多くは 不支持が支持を逆転 ということを強調していたが、記事を見れば分かるように、その差はたった0.3%しかなく、誤差の範疇と言っても過言ではない。それでも支持は先月から6%減少、不支持は6%程度の増加だそうだから、現政権に不信感を感じている人が増えているのは間違いなさそうだ。

記憶と判断能力の低下・計算能力の低下による、合理性を欠いた主張

 2004年以前は「痴呆症」と呼ばれていた「 認知症 」。 認知症#表記改正への賛否議論 - Wikipedia にもあるように、痴・呆ともに「愚か」などネガティブなニュアンスを持つ文字で、差別的だと感じる人が多いという調査結果に基づいた名称の変更だった。自分は、「障害者」を「障碍者」としたり、「ハーフ」を「ダブル」とするなど、表記や呼称を変えたところで、その表記や呼称にかかわらず、揶揄する人は結局揶揄するし、悪意を込める人は結局悪意を込めるので、新たな表現も時間を経れば結局ネガティブなイメージになりかねないと思っており、基本的には呼称変更の実効性は限定的だと考えている。  しかし、この痴呆症から認知症への呼称変更に関しては、「ボケ老人」という1990年代までごく普通に用いられていた、蔑称とも言うべき表現も同時に減少しているように思うし、それなりに効果があったように思う。つまり前述の自分の認識には改める余地もありそうだ。

大人げない大人の、世界的な増加傾向

 タイムは、1923年に世界初のニュース誌としてアメリカで創刊した( タイム (雑誌) - Wikipedia )。この由緒あるニュース誌・ タイムの表紙を飾ることは、アメリカの政治家・実業家・ジャーナリストなどにとって、とても名誉なこと とされている。表紙になるのはアメリカ人とは限らず、日本人も複数表紙を飾っている。日本人で最も表紙を飾った回数が多いのはなんと昭和天皇で、本紙で6回、アジア版で2回表紙になったことがある( タイム誌の表紙を飾った人物の一覧 - Wikipedia / 英語版 )。  但し、表紙になることが必ずしも肯定的な意味とは限らない。地下鉄サリン事件発生翌月号(1995年4月3日号)の表紙になったのは、オウム真理教教祖の麻原 彰晃こと松本 智津夫死刑囚だった。

罰則付きヘイトスピーチ対策条例への期待と懸念

 「 川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例 」が昨日同市議会で全会一致で可決され成立した。国単位でも2016年に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」、所謂ヘイトスピーチ対策法が成立しているが、これは罰則規定のない理念法であり( 本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律 - Wikipedia )、同法の制定によって、制定以前の状況が明らかに改善したとは言えない状況が続いている。

反社会的勢力の定義すらできないのに改憲などできる筈がない

 「 厚顔無恥 」という表現を、現政権の対韓外交姿勢について書いた 8/23の投稿 で用いた。厚顔無恥とは、あつかましく、恥を恥とも思わないこと、を指す表現である( 厚顔無恥(コウガンムチ)とは - コトバンク )。厚顔は「面の皮が厚い」と同様に図々しい様子、無恥は読んで字の如く「恥を知ら無い」の意である。  今日のトップ画像は、Googleストリートビューから拝借した首相官邸前交差点の画像に、厚顔無恥と、それと似たようなニュアンスの表現を重ねた。この画像は、反社会的勢力について「限定的かつ統一的に定義することは困難である」という閣議決定がなされたのを受けて作った。

日本の新元号「令和」が2019年世界の話題2位?

 ガラパゴス諸島は、南米大陸からおよそ900km西にある東太平洋上の群島だ。1535年にスペイン人司教らによって発見されたとされているが現在はエクアドル領だ( ガラパゴス諸島 - Wikipedia )。因みに諸島と群島という表現に明確な差はなく、殆ど同義とされている( 「諸島」と「群島」、どう違う? 島の集まり具合…だけじゃない事情 - withnews(ウィズニュース) )。  ガラパゴス諸島は大陸と陸続きになった歴史がないそうで、その影響で独自に進化を遂げた固有種の宝庫になっている。これに由来する日本語表現に「 ガラパゴス化 」がある( ガラパゴス化 - Wikipedia )。個人的には、オーストラリアにも固有種は多いので「豪州化」でもいいのに、と思ったりもする。この表現で最も有名なのは、世界で標準的だった規格とは別の規格を採用し、日本独自の進化・普及を遂げた前世代の携帯電話で、” ガラ ”パゴス化した日本の” 携 ”帯電話を略して「 ガラケー 」と呼ぶ。

今の政権/与党は「ざんねんなせいじか図鑑」

 2016年に出版された、動物たちのちょっと残念な側面を魅力として伝え、動物たちがより愛おしく感じられる児童書「 ざんねんないきもの事典 」は大ヒットとなり、映像化もされている( ざんねんないきもの事典 | NHKアニメワールド )。  ざんねんないきものは自然界だけでなく、人間の世界でもしばしば見つけることができる。トップ画像は言うまでもなくそのパロディであり、当該本の第3弾の表紙をイメージして作成した。ざんねんな人間、というか政治家は、特に現政権下には多数実在している。ネタ元の 「ざんねんないきもの事典」はざんねんな側面から動物たちの愛くるしさを紹介するものだが、ざんねんな政治家たちには愛くるしさは微塵もない。彼らから感じられるのは邪悪さだ 。

利益目当ての門外漢の介入によって翻弄される本来の当事者

 楽天市場が、来年3月から3980円以上の購入で一律送料無料、にする計画を発表したところ、その送料を出店者に負担させる方針だった為に、出店者からは「商品によって赤字になるものもある」との声があがった。この一方的な方針公表に対して、独禁法が禁じる「優越的地位の乱用」に当たるとして、出店者らは公正取引委員会に調査を求めた( 東京新聞:出店者負担で送料無料 「楽天の地位乱用」公取に調査要請:社会(TOKYO Web) )。  3980円以上の買い物で一律送料無料と聞くと、利用客は得をした気分になるかもしれない。しかし、前述のように出店者に無理な負担が強いられることになるし、出店者らは赤字にならないように送料分を上乗せした価格設定をするようになるだろうから、便乗値上げも有り得る。上乗せする価格も最も高い送料を考慮した金額になるだろうから、確かに 3980円以上の買い物で一律送料無料は分かり易さというメリットはあるが、結果的に利用客が損をする恐れがかなり高い 。

巨大○○の系譜

 ガイナックス社長が逮捕されたことについては 12/6の投稿 でも書いたが、エヴァンゲリオンの制作会社が以前はガイナックスだったことついて言及していて、 エヴァンゲリオンが初めて世に出たのは1995年、つまり今からおよそ25年も前 のことであることを再確認し、隔世の感を禁じえなかった。  この「 隔世の感 」というのは、ただ単に時間が過ぎたという意味でなく、時代がすっかり変わってしまった、のようなニュアンスだ。なので「エヴァンゲリオンはまだ新作(というか新約版/リメイク)が作られているのだから時代が変わったという程ではない」と言われてしまいそうだが、自分にとって、正しい意味で「覚醒の感」があったことに間違いはない。

晋三安倍の筋が通らない話

 個人的に、安倍氏に不審を感じ始めたのはオリンピック招致演説での「アンダーコントロール」発言( 8/21の投稿 )からだった。森友学園問題に関する「私や妻が関わっていたら首相も議員も辞める」という旨の発言や、その他にも 安倍氏や彼が長を務める官邸や行政機関による「筋の通らない」話は枚挙に暇がない ( 4/2の投稿 )。 12/3の投稿 を始め、この1か月以内に複数の投稿で触れている「桜を見る会」の問題ではそれに更に拍車がかかっており、最早呼吸をするのと同じ頻度で筋の通らない話が出てくるような状況だ。  「もう桜を見る会の話はウンザリ」という主張をしばしば目にするが、それには自分も同感だ。しかし「もっと他に議論すべきことがある」という筋の通らない話には全く賛同できない。首相や官房長官、内閣府を始めとした官僚が嘘や筋の通らない話を公然とするのが「些細なこと」なわけがない。何にウンザリとさせられているのかと言えば、首相や官房長官、内閣府を始めとした官僚の稚拙な嘘/言い訳など、筋の通らない話にだ。筋の通らない話や嘘には飽きたので、さっさと桜を見る会招待者名簿と前夜祭の明細と領収書出してくれ。あなた達の仕事は嘘をつくことや筋の通らない話をごり押しすることじゃないだろう?

「エヴァ制作会社の社長が準強制わいせつで逮捕」は不正確

 アニメ制作会社・ガイナックスの社長が、「芸能人として写真を撮られるための訓練」と称して自身が経営する事務所所属の10代後半のタレントの裸の写真を撮影したり、マッサージという名目で体を触ったりした準強制わいせつ容疑で逮捕された、と昨日メディア各社が報道していた。ガイナックスの代表的な作品には「ふしぎの海のナディア」や「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビシリーズなどがある。  但し、現在既に3作が公開され、2020年に最新作が公開される予定の 「エヴァンゲリオン劇場版」シリーズの制作はスタジオカラー が担っている。

餅は餅屋・何事もその道の専門家にまかせるのが一番

 11月の終わりになると餅のCMを見かけるようになる。自分は餅を積極的に食べないので買うことはないが、スーパーマーケットでも目立つところに切り餅が置かれるようになり、それによっても冬の訪れを感じる。売り場でよく見かける餅は、 佐藤食品 や 越後製菓 の商品が多い。あまり餅に興味のない自分が見落としており、よく放送されているCMの所為でそう感じるだけかもしれないが、その二つは自分にとって「餅屋」の代名詞だ。  「 餅は餅屋 」という慣用表現がある。 何事もその道の専門家にまかせるのが一番 、を意味する。似た表現に「 蛇の道は蛇 」もある。これも、その道の専門家がその分野のことを一番よく知っている、のような意味だが、元々は「専門家」というニュアンスは薄く、 「同類」のことは同類が一番よく分かる 、のようなニュアンスだ。

自民党が「桜を見る会」集中審議に応じない理由

 日本では、何らかの罪の被疑者を捜査機関・警察が逮捕した場合、警察は逮捕した者の身柄を48時間以内に検察へ送致、つまり送検しなければならない。そして検察は送検から24時間以内に勾留/釈放/起訴を決定する必要がある。メディアで報じられるような事案の場合、そのほとんどは拘留が請求される。原則的に拘留できる期間は10日間だが、場合によって10日の延長が認められ、極めて重大な事件の場合、さらに5日延長が認められることもある。  しかし再逮捕することで拘留期間をどんどん伸ばしていくという手法を、警察や検察は頻繁に用いている。同一事件の逮捕・拘留は1度だけという原則があるのだが、実際には同じ事案なのに便宜上事件を切り分けることによって、原則以上の拘留期間延長を行っている。また、森友学園を巡る補助金詐欺の罪に問われた籠池夫妻の拘留期間は、およそ10カ月にも及んだ。本来は最大25日しか認められない筈の拘留期間が約10ヶ月にも及んだ理由は、「逃亡、証拠隠滅の恐れがある」からという話だった( 神戸新聞NEXT|総合|籠池被告は10カ月 勾留期間に制限ってないの? )。

自民党:総理は十分に説明を果たしている(…溜息)

 「 安倍内閣支持6ポイント減 桜を見る会「問題」65% 毎日新聞世論調査 - 毎日新聞 」によると、11/30-12/1にかけて毎日新聞が行った世論調査で、 内閣支持率は42%、不支持は35% という結果が出たそうだ。少し前まで各メディアによる世論調査で50%前後の支持率が出ていたことを考えれば(例: 11/11の投稿 、 11/18の投稿 )、42%という支持率はかなり減ったとも言えるだろう。しかし、これまでに書いた「桜を見る会」に関する投稿でも指摘してきたように(投稿リストは後述する)、首相や官房長官、その取り巻きの官僚らが、すぐにバレる稚拙な嘘をついたことが複数件明らかになっており、その直後に実施された世論調査なのに、それでもまだおよそ4割もの人が政権を支持すると言っているようだし、約2割の人は「俺政治のことは知らない」と他人事であると捉えることも出来る。

かわいらしい格好をすることが過失?

 夜道を歩いていて、後ろから来た自動車の運転手の見落としによって、接触事故を起こされたとする。 運転手に治療費や休業補償の支払いを求めたあなたに対して、あなたが黒っぽい服を着ていたことを理由に、「 夜道を歩くならもっと明るい色の服を着ろ。そうすれば見落とすことはなかった。そんなこともしてないのに騒ぐな 」と運転手が言ったとしたら、あなたはどう思うだろうか。もし示談がまとまらず裁判沙汰になったとして、裁判官はあなたの過失を主張する運転手の言い分の合理性を認めるだろうか。  暗い道を歩く際に、自分の存在を周囲にアピールすることのできる明るめの色の服装を心掛けることには、事故に遭うことを予防する効果が確実にある。服装の話ではないが、夜自転車が無灯火で走ってはいけないというルールは、そんな理由によるものだ。しかし、黒っぽい服装で夜出歩くことが過失と認められた、という話は聞いたことがない。そんな話がまかり通るなら、黒いクルマに夜乗ることも、場合によっては売ることも出来なくなりそうだ。自動車には夜間は灯火を点灯させなくてはならないという規則があるが、側方に灯火類は殆どない為横方向から見た場合、黒いクルマは白いクルマよりも確実に見落とされる確立が高い。

cover up a fact:事実を覆い隠す・隠蔽する

 最近めっきり見なくなった風呂敷。なぜ荷物を包む鞄のような物が”風呂”+”敷”という名称なのかについては諸説あるようだ。また、風呂敷と言えば殆どの人が連想するのは唐草文だろうが、唐草文が風呂敷の代名詞的な存在になったのは、その柄が近代に流行して多く出回った為で、多くの家庭に唐草文の風呂敷があったかららしい( 風呂敷#歴史と由来 - Wikipedia )。  逆に、この緑の唐草文の風呂敷の所為で、唐草文とはこの緑の風呂敷柄のことと思っている人もいるだろうが、この緑の唐草文はあくまでも唐草文の1種である( 唐草模様 - Wikipedia )。