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6月, 2020の投稿を表示しています
 

女性らしさの認識に見る、日本の進歩のなさ

 近代化を推進し、西洋式を積極的に取り入れようと、明治政府は男性には髷を結わなくてもよいとする散髪脱刀令を出す一方で、当時 女性が髪を短くすることは禁止されていて、届け出ないと罰せられた そうだ。散髪脱刀令の趣旨を「女子も散髪すべきである」と誤解した女性が男性同様の短髪にすることを防ぐ為に、東京府は1872年(明治5年)に「女子断髪禁止令」を出している。

ホワイトウォッシング問題の本質

  Whitewashing という表現がある。元来は壁を漆喰で白く仕上げることや、木材を白く塗装した仕上げのことを指す英語表現で、「White wash」と Google画像検索 するとそのような結果が得られる。しかしこの表現は「うわべだけを飾る」というネガティブな意味でも用いられる。更に「白人化する、白人に媚びる」などの人種差別的な意味合いや、もっと限定した「非白人の役に白人を配する」ことを指す場合にも用いられている。

自由を尊重もしないし、民主的でもない党なのに自由民主を名乗る党

名前が立派過ぎて実体が見劣りしてしまうことを「 名前負け 」と言う。たとえば実用性とコストパフォーマンスがウリの軽トラックに、スーパーロイヤルサルーンなんてグレード名を用意したら、間違いなくそれは名前負けの要因になる。正義と書いてまさよしと読ませるなど、正しいという字を用いた名前は少なくないが、そんな名前の人が詐欺や強盗などの罪を犯したというニュースを見ると、名前負けしているな…と感じる。

AV女優は「女優」です

 小説、ドラマ、映画、ゲーム、中には事実に基づいて作られる物語もあるが、その多くは フィクション、つまり創作 である。分別のある大人はフィクションをフィクションとして楽しむ。バックトゥザフューチャーを見て、実際にデロリアンはタイムマシンに改造できると考える人は、決して多くない。タイムマシンが実現していない現時点でその様に捉えてしまう人、フィクションが創作であることを理解出来ない人は、バックトゥザフューチャーを見るべきではない。

日本を再び焼け野原にしようとする政府

 6/23は沖縄慰霊の日である。 毎年6/23に沖縄を軽んじている本土を感じずにいられない 。8/6と8/9は原爆が広島長崎にそれぞれ投下された日だ。日本が終戦の日としている8/15が近いこともあるだろうが、広島長崎への原爆投下は毎年大々的にメディアで取り上げられ、特別番組も多く放送される。だが6/23周辺に在京キー局は沖縄戦に殆ど触れない。ニュースで「沖縄全戦没者追悼式が今年も行われた」と伝える程度だ。

集約と分散のメリットとデメリット

 1980年代の中頃までビデオデッキのある家庭は裕福だった。若しくは父親等が新しい物好きな家にしかなかった。自分の家にビデオデッキが導入されたのは、確か1987年か88年くらいだ。ファミコンの方が間違いなく先、ビデオデッキが備わったのはそれよりも確実に後だった。

死神に名刺貰ったってどうしようもない

 炎上という表現は短絡的に聞こえるのであまり好きではないが、厚労省が6/19に公開した 新型コロナウイルス接触確認アプリ・通称: COCOA が燃えている 。厚労省がCOCOAという名称で紹介したのに、アプリの名称にCOCOAという文字はなく、COCOAで検索しても出てこないという 批判 が当初から目についていた。しかし、それはこのアプリの不細工さの氷山の一角に過ぎなかった。

納税という課金で提供されるサブスクが行政

  最近は何にでもサブスクリプションサービスがある 。最も身近なサブスクは動画や音楽の定期利用サービスだが、雑誌やアプリケーションソフトウェア、飲食店、洋服、自動車など各分野に広がりつつある。  自分がこのサブスクを認識して最初に契約したのは、2011年に日本でもサービスを開始した動画サービスのHuluだったが、実はそれ以前にも、似た方式の月額定額サービスを契約していたことがある。

Strength in Numbers、ウォリアーズに学ぶ

 プロバスケットボール・NBAに、サンフランシスコに拠点を置くゴールデンステートウォリアーズがある( ゴールデンステート・ウォリアーズ - Wikipedia )。2018-19シーズンまでは、同じくカリフォルニア州のオークランドを拠点にしていた。ゴールデンステートとは、1800年代中盤に起こったゴールドラッシュに因んだ、カリフォルニア州の俗称である。

閉店商法と同種の、「憲法改正は悲願」という羊頭狗肉

 「店じまい閉店セール」という看板を掲げて何年も、場合によっては何十年も営業を続ける店がある。自分が通っていた高校の近所にも、常に閉店セールののぼりを掲げている紳士服店があった。このような手法は 閉店商法 と呼ばれている( Wikipedia )。大阪にあった靴店・オットーは、閉店商法を20年以上も続けた代表的な例だ( オットー (靴屋) - Wikipedia )。

日米で法と秩序を破壊しているのは?

 仕事仲間に進められて「 13th -憲法修正第13条- 」を見た。この作品は「アメリカの人口は世界全体の5%にすぎないにも関わらず、アメリカ人受刑者は世界全体の受刑者数の25%を占めている」という一節から始まる。アメリカには行政から運営委託された 民間企業による刑務所が存在し、その経営を潤滑にする為に軽犯罪でも投獄されている のでそんな状況が生じている、というのが話の大筋だ。

山積する問題に向き合わない首相・政府・記者クラブ

 一口に「 向き合う 」と言っても、その表現が使われる状況、前後の文脈でその意味合いは微妙に異なる。物理的に顔と顔の正面をお互いに向ける、ということを意味する場合もあれば、ある事柄から目を背けずに真摯に対応する、のような精神的な面での向き合いもある。そこへ更に「逃げずに毅然と立ち向かう」のような意味が込められることもある。

たった数ヶ月前の過去さえ軽んじる情緒的な行政

 過去に学び、そこから新たな知識を見出す、ということを表現する「 温故知新 」という4字熟語がある。この4字熟語は漢文になっていて、訓読すると「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」となり、まさに読んで字のごとくな表現だ( 温故知新(オンコチシン)とは - コトバンク )。

責任は取るもの、行動して果たすもの

  旅の恥はかき捨て 、という慣用表現がある。「旅先では知る人もいないし、長く滞在するわけでもないから、恥をかいてもその場限りのものである」( 旅の恥はかき捨て(たびのはじはかきすて)とは - コトバンク )ということを示す表現で、だから、ついはめを外して、普通ならできないようなことを平気でやってしまう、のようなニュアンスが込められる場合もある。

メディアと有権者が甘やかすから…

 今度だけは 大目に見よう 、と一度甘くすると、大概一度だけでは済まなくなり、その後も大目にみることが常態化してしまいがちだ。例えば、健康の為に間食や深夜の食事を控えていても、一度だけという名目でその禁を解くとそれが常態化してしまいがちだ。また、禁酒や禁煙にも似た側面があり、付き合いだから一杯だけ・一本だけと大目にみると、一杯だけ・一本だけが常態化して禁酒や禁煙が形骸化してしまう場合が多い。

Dodge / 巧みに誤魔化す

  Dodge / ダッジ と言えば、クルマ好きの自分がまず想像するのはアメリカの自動車ブランドである。草創期はフォードとの関係が深かったが、現在はクライスラー、というかFCA・フィアットクライスラーオートモービルズの1ブランドになっている。ブランド名は創業者のダッジ兄弟に由来する( ダッジ - Wikipedia )。

差別や偏見は人の本能だとしても

 昨日の投稿でも触れた #BlackLivesMatter というムーブメントが広がっている( ブラック・ライヴズ・マター - Wikipedia )北米で再び、警察官によって黒人男性が射殺される、という事件が起きてしまった。果たして射殺に妥当性があったのか、を判断できるだけの材料が今はまだないが、充分な材料があったとしても、このようなタイミングでどれだけの人がニュートラルに判断できるだろうか。

差別や偏見を見過ごすことも差別の1種

  Speech is silver, silence is golden. は、スコットランド出身のトーマス カーライルの著作・衣装哲学(Sartor Resartus)にある表現が元になっている英語の寛容表現だ。直訳した「沈黙は金、雄弁は銀」は日本語でもしばしば用いられる。それ程難しい話ではなく、ほぼ字面通りの「 話すよりも黙っている方が勝ることがある 」という意味である。

筋が通らない話でも強く言い張り続ければ、それで済んでしまう国

 いつのまにか、この国は 強引で筋が通らない話でも、強く言い張り続ければ、それで済んでしまう国 になってしまった。勿論何事も全てそうとは限らないが、そんな話ばかりが目に付く。例えば、何度も暴言を言い放ちつつ、その度に「誤解が生じたなら謝る」と言い、態度も全く改めず再び同じことを繰り返す副首相はその最たる例だ。そこには反省も謝意もない。「誤解」と言い張るだけで済んでしまっている。済ませてしまっている。

風刺とは何か

 トップ画像は、中学高校の世界史の教科書でもよく見かける、明治時代に日本で活動していたフランス人画家・ジョルジュ ビゴー( Wikipedia )が描いた、日清戦争に関する風刺画だ。この風刺画は2019年7/19の投稿「 悪化する日韓関係、漁夫の利を狙う第三国 」でもトップ画像に用いたが、何故だか最近その投稿が再びよく読まれている。

NHK(日本偏見協会)

 米国で警察官が黒人男性を圧死させたことに対するデモ、警視庁の警察官が渋谷でクルド人男性を不当に拘束し暴力を振るったことに対するデモに関する報道や、SNSへの投稿を見ていて、特に米国での事案に関して、報道機関が「各地でデモ、一部が暴徒化」と一様に速報してたことに、強い違和感を覚えたのは6/1のことだった。

ヤバい方は本田圭佑やったか。

 何かに夢中な人のことを「 ○○バカ 」と言う場合がある。この表現はポジティブにも使われるし、時には皮肉を込めてネガティブな意味でも用いられる。似た表現に「○○ジャンキー」もあるが、ジャンキー / Junkie とは何かに傾倒した人で、単に Junkie とした場合は、主にドラッグの積極的利用者、中毒者を指す。あまりポジティブなイメージのない単語だが、○○ジャンキーとした場合、傾倒の強さをポジティブに表現する場合もある。

テレビばかり見ていると馬鹿になる

 昭和生まれの人なら、「テレビを見ると馬鹿になる」という台詞を1度は聞いたことがあるだろう。○○という番組(大抵アニメかバラエティー番組)は教育上よろしくない、ということを言う時にしばしば用いられた文句である。正確には「 テレビばかり見ていると馬鹿になる 」だったかもしれない。自分はそう祖父母に言われた記憶がある。そしてテレビは1日〇時間までなんて言われて育った。

「○○は政治に口出すな」を向けるべき相手

 「 スポーツ選手は黙ってろ 」と言われたテニス選手・大坂 なおみさんの見事な返答に、 6/5の投稿 の最後で触れた。今度はどこかのバカが「There is no racism in Japan. Do not make a disturbance / 日本には人種差別はない。騒ぎを起こすな」と彼女へリプライした。彼女は「NANIIIIII?! / 何ぃぃぃ!?」と、過去にお笑い芸人・Aマッソが「大坂なおみに必要なものは?」「漂白剤。あの人日焼けしすぎやろ!」というネタを披露したこと( 2019年9/25の投稿 )を取り上げたネタの記事を示した。

安倍晋三 の脳内は「たぶんこうだろう劇場」

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・滋さんが、老衰の為87歳で亡くなった( 横田滋さん死去 87歳、拉致被害者めぐみさん父:東京新聞 TOKYO Web )。北朝鮮による日本人の拉致問題は、2002年に5名の拉致被害者らの帰国が実現して以降、全く進展がない。勿論他の政権下でもそれは同様だが、7年以上も政権の座にある安倍内閣は、長期政権にもかかわらず全く進展がない、という意味でその責任は相対的にかなり重い。

音楽が持つ、人の気持ちを揺さぶる力

  音楽は酒や麻薬と同じドラッグの1種だ 、と以前から感じていたのだが、最近特にそう感じさせられることが多い。3月後半から仕事が激減し、4月以降仕事のない日の方が多く、収入面での不安と、余計なことを考える時間が多分に有り余っていることもあって、何かと気分が沈みがちだ。新型コロナウイルス感染拡大以外にも、差別や不正などバッドニュースが溢れていることも、そんな気分になる原因の一つだ。

「誤解」の濫用

 大学生の頃、家電配送設置助手のバイトをしていた。家電量販店チェーンから配送を請け負った運送会社が設置も含めて行っており、いくつかの系列店舗を担当していた為、バイトに行く度に配属される地域が違った。バイト仲間がハズレとしていたのは、1970-80年代に建てられた団地が密集する地域だった。

普通という表現はとても曖昧、普通は普通でない

 以前にも書いたかもしれないが、「 普通 」という言葉を出来る限り使いたくない。普通という表現が好きじゃない。寧ろ嫌いである。勿論普通という概念を全否定するつもりはない。だが、この定義の曖昧な普通という表現を、自分に都合よく使う人、特に自分が10代の頃に、先生や親を含めそんな大人が多数いたので、普通という表現自体に嫌悪感を抱き始めた。

証明や記録を軽んじる国は、まともな国とは思って貰らえない

 日本の鉄道の正確さは世界でも有数らしい。たった数秒定時からズレただけで謝罪するアナウンスが流されるという話が少し前に話題になった( 日本の鉄道会社、定刻より20秒早く出発し謝罪 - BBCニュース )。個人的にはこの傾向は最早病的であるように思える。律儀で素晴らしいと称える日本人/外国人がいる一方で、神経質すぎることの表れだと評価する人もいる。自分には後者としか思えない。

警察による差別的な行為が行われた疑惑を無視する都知事と首相

 2017年、バージニア州シャーロッツビルで Unite the Right rally という極右勢力の集会が行われた( 2017年のユナイト・ザ・ライト・ラリー - Wikipedia )。同時にこれに抗議する集会も起きた。極右勢力へ抗議する人達に対して極右集会に参加していた白人男性が自動車で突っこみ、女性1人が死亡、19人の負傷者が出る惨事が起きた。