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投稿

11月, 2020の投稿を表示しています
 

コロナ対策でギャンブルするの?

 今後1~2週間が瀬戸際、という話が話題になったのは今年の2月のことだった。今は分科会と呼ばれている国のコロナ対策における専門家会議が、「新型コロナウイルス感染拡大のスピードを抑えられるかどうかは今後1-2週間で決まる」のようなニュアンスで、2/24に「この1~2週間の動向が国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際」と表現した。

自民党は保守なのか

 保守と革新は対極的な政治的な理念や思想とされる。 保守/conservatism とは、従来の伝統・習慣・制度・社会組織・考え方などを尊重し、革命などの急激な改革に反対する社会的・政治的な立場、傾向、思想などを指す( 保守 - Wikipedia )。 革新/Progressivism は別名・進歩主義とも呼ばれ、現在の社会的矛盾、不合理を次第に改善し、新しく、より優れたものを追求する思想である( 進歩主義 (政治) - Wikipedia )。

double-tongued / 二枚舌

 不都合な事実を隠す為に歪曲した表現を用いること、例えば経済の衰退をマイナス”成長”のように表現することや、大量解雇をリストラ(再構築)と表現したりすることを、英語では double-speak とか speak with double と言うそうだが、それは日本語の二枚舌とは微妙にニュアンスが異なる。日本語の二枚舌とは、矛盾したことを言うこと、嘘を吐くことを意味する。

都合の悪いことは目に入らない人達

 自分が中高生だった頃、つまり1990年代中盤、バイクの流行はレーサータイプブームが終わって、ネイキッドが流行ってはいたものの、時はビッグスクーターブーム前夜であり、勿論地域差もあったのだろうが、決して全くいないわけではなかったがトップ画像のようなあからさまにそれと分かるタイプの暴走族は殆どいなかった。

評価基準の歪んだ社会

 この画像は、数日前にツイッター上で話題になっていたものに着色を加え、16:9の比率に合わせてアレンジしたものである。調べてみたところ、昨日今日話題になったものではなく、およそ10年前くらいに注目されたもののようだ。初出が何なのかを調べてみたのだが、あまりにも多く引用されており( Google検索 )、大元にはたどり着けなかったが、自分が調べた限りでは このサイト への投稿が一番古いようで、少なくとも2010年3/31以前に描かれたもののようだ。

not consistent / 一貫性がない

 WBCに出場する野球日本代表はNPBのオールスターチームだ。毎年7月に行われるオールスターゲームはセ/パ両リーグのオールスターチームで行われるので、両者には多少の違いはあるものの、プロ野球選手の選抜チームという意味ではとてもよく似た性質である。そして2つにはもう一つ大きな違いがある。WBCに出る日本代表は全員が代表のユニフォームを着るが、オールスターゲームではそれぞれのチームのユニフォームを着る。

GoToトラベル/イートに代わる第3弾・GoToジェイル(刑務所)キャンペーンを盛り上げよう

 「旅行は感染を拡大させない。旅行が感染を拡大させるなら既に日本は感染者だらけだ」と言って7月にGoToトラベルなるキャンペーンを始めたが、感染者が増え始めたことを受けて、その旅行促進策を見直す、一部見合わせると首相の菅が言いだした件については 昨日の投稿 で書いた。GoTo第2弾のGoToイートなる政策も一時停止すると言っている( イート事業で食事券発行の停止要請と首相 | 共同通信 )。

政治は結果責任

 英語に明るくない自分などは、「結果」の英訳と言えば result としか頭に浮かばない。しかし英語には結果を表す単語が他にも、outcome, effect, consequence などがあり、微妙にニュアンスが異なる。またくだけた表現だと、fruits も(良い)結果のという意味で用いられるようだ。政治や政策の「結果」に関しては、 political outcome , political consequences が一般的なようである。

毎日新聞・田辺佑介が書いたコピぺ記事

 今年は11月下旬なのに、まだまだ暖かいどころか暑い日がある。小春日和とは秋の終わりから冬の始めの、春?と錯覚っさせるような晴天の温かい日を指す表現だが、今年のそれは小春日和ではなく小夏日和の様相だ。それでも北の地域では既に朝夕は季節相応に冷え込むようで、そろそろ日本の冬の風物詩・こたつの季節になってきているのも事実である。

ロバが旅にでたところで馬になって帰ってくるわけではない

 1980年代にジャパニメーションという表現が用いられ始めた頃の代表的な作品の一つに、大友 克洋原作・監督のAKIRAがある。同作品は今でも色褪せないサイバーパンクアニメの傑作と言っても過言ではない。そしてAKIRAの世界観を支持した層が次に注目したのが士郎 正宗原作・押井 守監督の Ghost in The Shell 攻殻機動隊 だった。同作品は マトリックス にも強い影響を与えたことで知られている。トップ画像に用いたのはその続編・イノセンスである。

今が底だと思っても、それ以上に悪くなる恐れも間違いなくある

 1980年代、バブルへ向かう日本の最盛期の幼い自分は、漠然とではあるが、 未来は明るい と信じて疑わなかった。1989年にはベルリンの壁が取り払われ、1991年にはソビエト連邦が崩壊、景気の面だけでなく長く続いた世界的な対立構造・冷戦も終わり、小学生ながらにその先には理想的な社会の実現があるような気がしていた。

ブランドとその中身

 所謂ハイブランドというものには全く興味が湧かない。かと言ってブランド全般に興味がないのかと言えばそんなことはなく、好きなブランド/銘柄はある。ファッションで言えばXLargeなどストリート系でいくつか好きなブランドがあるし、クルマで言えばメルセデスベンツよりもBMWの方が好きだ。しかしそれらもブランドが好きというよりも、それらのブランドのデザイン傾向が比較的好みであると言った方が妥当だ。XLargeならなんでもいいわけでもないし、BMWならどれでもいいわけでもない。

自由とは自分の意のままに振舞うこと

  自由。他からの強制・拘束・支配などを受けない、自らの意思や本性に従っていること をいう( 自由 - Wikipedia )。トップ画像に用いたのは、フランス19世紀の画家・ドラクロワが、フランス革命を題材に描いた「La Liberté guidant le peuple / 民衆を導く自由の女神 」である( 民衆を導く自由の女神 - Wikipedia )。

もし東京オリンピックが開催されたとしても、全然感動できないことは既に確定的

 新型コロナウイルス感染が再び拡大している、だが旅行促進政策は止めない。オリンピックを来年やると言っているのに、感染を収束させようという意思が全く感じられない現政権と自民党は一体どうなっているんだ?という話を 11/14の投稿 で書いた。今の政府と与党は、感染症が猛威を振るう中で「 オリンピック第一、ウイルス対策は二の次 」と考えているとしか思えない。

フィンランドのアホ首相、日本のスカ首相

 フィンランドの政治家と言えば、ハリセンボン・近藤 春菜さんと似ていることに因んだ彼女のネタ「ハロネンじゃね~よ!」で知られる、 タルヤ ハロネン 前大統領が有名だが、1990年代に話題になったのは、 エスコ アホ 首相だった。何と言ってもアホ首相という、日本語話者にはとても滑稽に聞こえる名前が話題になった理由だった。アホ氏には2000年にはハロネン氏と大統領選を争い敗れた経歴もある。

共和党の看板がなかったら、自民党の看板がなかったら…

 虎が狐を捕らえて食おうとしたところ、狐が「俺は天帝の使いだ。だから食うと天帝に背くことになるぞ。嘘だと思うなら俺の後についてこい」と言うので、虎が狐について行くと他の動物が皆恐れをなして逃げた。他の動物は狐ではなく虎を恐れて逃げたのだが、そうとも知らずに虎は、愚かにも狐の言葉通りだと思った。という中国の故事に由来する慣用表現に「 虎の威を借りる狐 」がある。

ニッポン無責任時代が現実に

  日本で無責任と言えば植木 等だった。 という話を 5/9の投稿 でも書いた。その投稿では、「責任は私にある」と何度も繰り返すも、一向にその責任を果たそうとしない安倍という無責任男のことを書いたのだが、そんな無責任男を7年以上も担いでいた連中も、やはり同じく無責任極まりない、というのが今日の話である。

思考停止と現実逃避

 自分にとって不都合な実情から目を背けることを 現実逃避 と呼ぶ。バブル崩壊以降の日本は現実逃避の連続と言っても過言ではないだろう。少なくとも民主党政権から安倍自民党政権への移行して以降は明らかに現実逃避の連続だった。安倍自民党政権、そしてそれを引き継いだ菅政権も、明らかに不都合な真実から目を背け、自分達に都合のよいことばかりを過剰に強調する傾向が強く、それはかなり深刻な影響を日本社会に及ぼしている。

「事故があったからダメ」ではなく「事故が起きたら取り返しのつかないことになるからダメ」

 宮城県知事、同県の石巻市長、女川町長が会見を行い、東北電力・ 女川原発2号機の再稼働への同意を表明 した。東日本大震災で被災した原発の再稼働に地元が同意するのはこれが初めてで、早ければ2023年にも女川原発2号機が再稼働することにもなりそうだ。福島原発事故後、これまでに再稼働した原発は全て西日本に立地している。

ざるメディア、ざるジャーナリスト

 ざるとは、竹の薄片やプラスチックなどで編んで、円く、くぼんだ形につくった器のことである。特許庁の文書では「食品や食器などの水気を切るのに用いる線状のものを編んだ構造もしくは底部に穴が開けられた構造になっている容器」となっている( ざる - Wikipedia )。ざるの用途にも色々あるが、ここではザルの篩(ふるい)としての側面に注目する。

フランス人権宣言から230年、未だに続く搾取

 これは「 Karikatur Das Verhältnis Arbeiter Unternehmer 」、1896年ドイツの、 資本家が労働者を搾取する様子を描いた風刺画 である。労働者から搾り取った金を貯める容器には、Sammel becken des Kapitalismus / 資本主義の収集用盆 と書かれている。1700年代後半に英国で産業革命が起こり、それ以降労働者は低賃金/長時間労働を強いられることになる。1890年代は8時間労働制を求める動きが欧米で活発だった頃だ。因みに日本で初めて8時間労働制が導入されたのは1919年のことである( 八時間労働制 - Wikipedia )。

反政府の意味は。レッテル貼りをする政府と加担するメディア

  官邸、反政府運動を懸念し6人の任命拒否 、と題した記事を、共同通信が昨日配信した。見出しには「反政府運動」とあるが、本文の表現は「政府方針への反対運動を先導する事態を懸念し、任命を見送る判断をしていたことが7日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした」で、「反政府運動」という表現は記者が用いたのか、政府関係者が示したのか、と話題になった。

薄くなったチョコレートは厳しくなった生活・経済状況の証拠

 夏休みに祖父母の家に行く度に「大きくなったねぇ!」と言われていた。祖父母のところに行くのは年1回以下だったので、会う時は基本的に1年以上ぶりだった。子どもの成長は早いから1年会っていないと前回に会った時の印象に比べて変化が大きかったんだろう。当時はまだインターネットもなく、写真を送る習慣もなかったのでそう感じられるのは当然だった。

報道機関のふりをしている日本のメディア

  トランプの酷い中継を止めたNBCに比べると日本のメディアとか、在阪の維新べったりとかはメディア面した別物だって思った。 という ツイート がタイムラインに流れてきて、まさにその通りだと思った。因みにトップ画像は、1990年公開の映画・トータルリコールの1シーンである。

被害妄想と虚言の酷い、覚醒剤中毒のような大統領

 現職大統領の被害妄想と虚言が酷い。まるで覚醒剤等の常用者かのようだ。トランプは昨日のホワイトハウスでの会見の中で「合法的な票を数えれば、私は楽勝だ。違法な票を数えれば、彼らは選挙を盗むことができる」などと発言。しかしこの話は根拠不明だとして、米各局は軒並み中継中に「事実でない情報が含まれている」という注釈を表示、 米国の三大ネットワーク局NBC、ABC、CBS は放送を途中で中止した そうだ。

大統領選の途中経過を見て思うこと

 2020年11/3はアメリカ大統領選の投票日だった。コロナ危機の影響もあって郵便投票数が過去最高に多いらしく、また接戦の地域も多いようで、今のところ民主党のバイデンが優勢のようだが、まだ確実視できるような大勢は判明していない。トップ画像はこの投稿を書いている時点の開票経過を示したアメリカ地図だ。

感染防止対策に関する二重規範

 「学術会議が推薦した105名全員が掲載された推薦者リストは見ておらず、任命を拒否した者の中で加藤 陽子教授の論文しか読んでないが、学術会議会員には旧帝大出身者が多く女性や若手が少なく多様性に欠けているので、かなり悩んだが女性や私大出身者、比較的若い推薦者6名の任命を拒否した」という、いくつもの矛盾を孕んだことを平気で言う首相の所為で、やっと招集された臨時国会は日本学術会議会員の任命拒否問題で持ち切りだが、本来今最も議論すべきはコロナ対策だ。

小児型強弁の蔓延する社会

  筋が通らない話でも強く言い張り続ければ、それで済んでしまう国 と題した投稿を6/12に書いたが、今日の投稿も、トップ画像からも分かるようにその類である。ファクトチェック・イニシアティブ理事で現在は Google News Lab Teaching Fellow も務める古田 大輔さんが次のツイートをしていたのが、今日再びその類の投稿を書くきっかけだった。

大阪住民投票から、住民投票/国民投票の在り方を考える

 大阪市を廃止て4つの特別区に置き換える政策、 賛成多数でも「大阪都」にはならないのに何故か「大阪都構想」と呼ばれていた政策の是非を問う住民投票 が昨日行われた。結果は反対が50.63%で多数派となった。昨夜反対多数の見通しが示されてから、メディアではしきりに僅差で辛くも反対が上回った、かのような印象が演出されているが、果たしてその伝えかたは妥当だろうか。

不合理な連帯責任は属性差別。レイシズムとの共通性

 もう今年は2020年で、昭和が終わった1989年から既に30年以上が経過しているにも関わらず、 「昭和か!」と思うようなことが、未だにまだまだ日本社会には溢れている 。例えばサザエさんの復刊を記念して100日限定で1日1本4コママンガを掲載している公式ツイッターアカウントが、1956年10/27に朝日新聞に掲載された、男尊女卑がテーマの4コママンガを、つい先日ツイートしていたのだが、その内容は今でも全然通用してしまう。