財務事務次官のセクハラ問題が取り沙汰されて以降、セクハラに対する様々な主張があちらこちらで行われている。以前にもこのブログのどこかで書いたように個人的には、財務事務次官のセクハラ発言問題については、セクハラ行為自体の問題と、充分とは到底言えないような認識に基づいて財務大臣や官房長らがその案件に対応した問題の、2点に切り分けるべきだと考える。ただ、どちらの問題も セクハラに対する適切な認識が欠けているから発生している問題 という共通性はあるかもしれない。ネット上のセクハラ関連記事を見ていても、彼らと同じように適切な認識に欠けているコメントを投稿する者が決して少なくないことが分かる。そんな状況が変わらない限り、セクハラ問題が解決することはないだろう。流石に全ての犯罪をこの世から無くすのがほぼ不可能であるように、セクハラも人間に感情がある限り根絶はあり得ないのだろうが、それでもこのままでは状況の改善は望めないだろう。